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TAJIの長~~~い育毛戦記


「先生、毛量多いですよねぇ~」

今でこそ取材のたびにそう感心されるけど、あたしは本来毛も細いし、毛量も少ない方なのです。
多く見えるのは、治療によって”ハリ・コシ・ツヤ” を取り戻したから。


それって、
実は髪や頭皮だけケアしてもダメなんだよねー!

10年にわたる薄毛との戦い

ちょくちょく取材でもお話ししていますが、TAJIは過去に何度も、薄毛クライシスを乗り越えてきているの!

まずは鉄欠乏による薄毛


30代後半、最初に忍び寄ってきたのは「鉄欠乏」。
主な原因は、鉄分の摂取不足と生理出血量の多さです。

ヘモグロビン11台、フェリチン4以下。ほぼ貯蔵鉄は空!
……の時には、毎日洗髪で70-80本ごっそりと抜けていたの。白髪もこの時期、急に出始めた💦

同時に、”異常な寒気”にも悩まされていました。


ちょうどクリニックで栄養療法を学び始めたあたしは、検査の結果、鉄欠乏に当たりをつけて注射投与を開始。食事もプロテインリッチ(蛋白質食材には、鉄や亜鉛、B群なども多い)に改善して、すでに鉄不足・タンパク質不足で弱ってしまっていた消化管のはたらきを助ける消化酵素剤を飲み始めたのです。


鉄欠乏は、ダイエット中の若い女性、動物性蛋白質の摂取が少ない人、生理出血量の多い人、出産で失った鉄分を十分補充できていないお母さんによく見られますね。

さらに……ピル内服による薄毛!?

鉄欠乏治療の一環として、生理出血を減らしてくれるピルの内服を始めたの。ところがそれから、なんだかどんどん頭皮の透けが進行している気がする。頭皮自体も薄くなってる……?

新しい毛が同じくらい生えてくれば、1日100本くらい抜けたって問題ないんだけど、それ(短いツンツンした毛)があまり見当たらないワケ。

このまま毛がなくなっちゃうんじゃないかと、毎日鏡の前でため息ついてさめざめ……。


ふつうは”止めた後に薄毛になることがある”といわれるピルだけど、

あたしの場合は、
”ピルが、自分の体でつくられている女性ホルモンの働きを押さえつけた”
ことで薄毛が進行しちゃったのね!

半年くらいでそれに気付き、慌ててピルを中止しました。

女性ホルモンのうち、プロゲステロンは髪の成長期を長く保ち、エストロゲンはふっくら良質な頭皮を育てて髪の質感をUPします。

ピルに使われている化学構造式の異なる合成薬では、本来の女性ホルモンと同じ作用が得られるとは限らないのです。。。



こうしてピルを止め、鉄欠乏が改善するに従い徐々に髪や頭皮の厚みも復活し、とりあえず胸をなで下ろしたの。

一時休戦、ふぅ~~~。

ダメ押しはホルモン低下による薄毛


ホッとしたのもつかの間、次は女性の”お年頃”による薄毛。40過ぎると、ホルモンは全体的に低下傾向に入るからね~。

30後半からプロゲステロンが、40代に入るとエストロゲンが、そしてメラトニンに成長ホルモン……と、髪を支える大切なホルモンたちが、ひとつまたひとつと減少していくの!

すでに育毛外来を立ち上げていた立場上、これはまずい!! とナチュラルホルモン補充療法(NHRT)を少しずつ導入。

その結果、ホルモンがどれだけ髪に効くか身をもって実感しています。お肌や身体全体のアンチエイジングにも効果的なので、NHRTは今も継続中✨


田路本人のホルモン療法前(左)と後(右)

毛の太さ長さが増して厚みが出て、
髪の立ちがよくなり、地肌の透けが減ります

ハリ・コシ・ツヤは何で決まる?

髪が豊かで美しく見えるには、ハリ・コシ・ツヤがポイント。ヘアスタイルも決まり、若々しく見えます。

なんたって見た目は
メイク5割、髪5割ですから!

ハリ・コシ・ツヤ」はきれいに揃った表面のキューティクルに、しっかりしたコルテックス(毛の本体)や、生えている毛を支える十分な厚みと潤いをもった頭皮によるものなのね。

PERFECT ROCKSの写真よりダイジェスト


きれいな髪にとって、もちろん正しいヘアケアで傷まない工夫をすることも大事だけど、”生まれてくる髪の構造そのもの”がしっかりしていることがもっと大事

髪の主成分である蛋白質をしっかり摂るだけでなく、その髪を懸命に作っている毛母細胞や、色素を作るメラノサイトが元気よく働けるように、血流にのって十分な酸素・栄養・ホルモンが届くことが必要です。

外から与える外用や注射では、こういった必要不可欠な成分を”毎日十分な量と時間で届ける”ことが不可能なのね。

薄毛は原因いろいろ

薄毛にはいろいろな原因がありますが、女性の場合はおおむね、

☑ 栄養不足
 (主に蛋白質、亜鉛や鉄、ビタミン、脂質)
☑ 女性ホルモンの変化
 (栄養不足、ピル使用、産後、加齢など)
☑ 他のホルモン低下
 (栄養不足、慢性ストレス、加齢など)

男性の場合は栄養不足・全体的なホルモン低下の他に、

☑ 悪玉テストステロンDHTの増加
 (悪い生活習慣による)

が加わる感じですね。

ホルモンの放出は、”食事・運動・睡眠・ストレス”という、生活習慣の4大柱すべてから影響を受けているので、髪の原料である栄養を整えることはマストだけど、そのほかの生活習慣の見直しもきちんとしておきたいよね!



こんな長~い戦いの経験から手に入れた「TAJIの育毛」シリーズでは、一般的な薄毛や白髪の原因と対策、普段のヘアケアやおすすめアイテム、カラーリングのコツなどをご紹介していきたいと思います✨



身体全体→頭皮→髪の根本的立て直しに必要な、食事・運動・睡眠・ストレスという生活習慣の4本柱を詳細解説した、実践的育毛本。

女性はこの内容に加え「鉄欠乏対策」もしっかりお願いします!

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