グスタフ・クリムト

19世紀末のウィーンで新しい芸術の波を先導し、多くの非難や中傷を受けながらも、みずからの表現を追求し続けたクリムト。時代の流れに敏感な人々の間で次第に好評を得るようになり、そしてついに傑作「接吻」に至っては、国家をも彼の芸術に降参させたのである。グスタフ・クリムト Gustav Klimt(1862-1918)