North, South, East and West ーあたまの中を旅しよう。

  1. ART

星で自分探しの旅。


この秋、1年以上かけた個人的な執筆活動が終わりました。

ペンネーム出版のためここでは詳細をお知らせできませんが、どこかでこれだ! と見つけた方はご連絡下さいませ✨

その間、関係資料はずっと出しっぱなし(関係ないものも…💦)、仕事から帰るとルームウェアでソファに転がり、想像力の増す真夜中に活動が活発化するという……。


やった、終わったー!!


とおもいきや、今度はそれまで放置していたつきあいがあちこちで復活し、意外と忙しい日々。人付き合いってこんなにも時間を使うものだったのね~。
確かに今まで修行僧みたいな生活してたからな。。。この感覚がそもそも新鮮!

おかげで更新が滞り続けていますが、それもこれも、ひさびさの人間らしい日常生活を楽しんでいるせいなのです。


どうかお許しを♡(´∀`*)
ちなみに、写真は家族に隠し撮られました(笑)

チャートに表れる個性

子供の頃に名作とされる長~い小説を懸命に読み、結局何も面白くないまま終わってしまったトラウマのせいで、その後は読書を嗜む習慣なしに大人になってしまった私……。

読むのは医学関連書籍に実用本、ごくまれにノンフィクション、推理小説といったところ。そのくせ国語はずっといちばんの得意科目だったし、自分が書くことは好きなんだよね。

果たしてこれは、チャートにちゃんと表れてるのか?

星は本質を語る

あたしは人生で3度ほど、生きる意味を見失いかけた時期があります。
でもそんな時に限って、

「いつ見ても、元気そうだね!」

とか

「なんにも悩みなさそう」

とか親しい人からも言われちゃうわけです

いやいや、下手したら明日にでも生きるのやめるかもしれないって時に、こういう言葉って心底きつい。
自分の知ってる自分と周囲からの評価が乖離しているからです。
それは、誰にも理解されていないってことだから。


そんな時、ふと占星術サイトで自分を占ってみたの。
そしたらこんなセンテンスに出逢います。

貴女は人生を、そしてさらに上の人生を切望するが、貴女にとっての人生とは静かな満足や毎日ただ生きるだけの小さな呼吸ではない。
それは冒険でありロマンスであり、あがきであり自由であり、そしてもし現在の状況に満足していたとしても、わくわくできる未来の何か新しくエキサイティングなものである。

Psychological Horoscope by Liz Greene (Astrodienst)
 


この一文に触れた時、思わず涙が出たね。こんな短いことばの中に、すべてが凝縮されてるんだもん。

なんで人と違うんだろう? どこかおかしいのかな?

いやそうじゃない、自分はこれでいいんだ。こう生まれたんだから。
そんな初めての自己肯定感。


世の中にたったひとりでも、自分のことを分かってくれる人がいた。
ずっと抱えてきた疑問に、答えをもらいました。
会ったこともない、電脳世界の占星術師に。

”書くこと”を星で読む


でも生まれた瞬間のチャートには、既にそれが現れているわけね。

本質を表す1室アセンダント(AC)に乗る海王星は、“自分にけして満足できない高い理想主義”を示します。自信のなさは小さな頃から常に、人生の根幹に流れ続けていました。割と最近まで。

恋愛にからんで(そこはたぶん5室太陽☉のせい)、そのコンプレックスを乗り越えようと試行錯誤することが、人生の原動力であり続けたと言ってもいい。

けれどそこで腐って諦めることなく、まだ見ぬものにロマンを抱き、先へ先へと視線を向ける楽観性も、アセンダント星座(rising sign)であるいて座や、その守護星でもある木星からギフトされているわけです。

このいて座♐は読書好きのサインと言われているけど、そのココロは“遠くに精神や肉体を馳せることへの嗜好”。ゆえに旅や哲学、学問追求も含まれます。
ここにいる海王星♆芸術や想像力の拡張を示す星なので、その本質を何らかの創作活動に向ける可能性は十分あるよね。いて座サインなので、ライトなものよりちょっと深遠な感じの……。

もう一つ、レジャーや創造をつかさどる5室には、人生の主軸を象徴する太陽☉と、知性や情報の水星☿が入っています。太陽サインは直感と本能のスピーディーなおひつじ座、水星サインはゆったりとした美と感性のおうし座ね。

このChartの人にとって、クリエイティブな活動なしにはいられないのね。文字がらみのこと(水星的な領域)は趣味みたいなもの。おうし座サインなら美的な要素を含むもの……たとえば書とか和歌とか、文章ならばじっくりと練り上げ、韻を踏んだり形式を整えた美文調。けれど5室のカスプサインであるおひつじ座の性質と相まって、あまりまどろっこしくはなく、スッキリと端的な印象。


今回の執筆を振り返って、これ当たってるなぁと思ったの。もともと古文や和歌は好きだけど、実際自分が書くものも韻やリズムを重視し、何度も読み一文字でも違和感あると修正する。気の遠くなるような繰り返しは、まるで牛の反芻のよう(笑)

けれど内容の展開はスピーディー。これは読んでもらった多くの人からそう感想をいただきました。書く時はすごく時間かかるけど、無駄を削いで出来上がった文章はリズミカルで端的……そんな感じかな。

チャートにみる村上春樹の文体

分かりやすい事例として、もっとも有名な日本人作家であろう、村上春樹さんのホロスコープをご紹介します。初めて彼の小説を読むことになった時、事前にホロスコープで文体予想したものね。


出生時間が不明なので、ハウスは分からず……。でも水星☿は、理知的でクールな風グループに属するみずがめ座♒。ボーダーレスな平等主義のサインで、この時点ですでに、乾いた透明感を持つ北欧諸国のイメージが彿きます。みずがめ座は天才型、かつ天邪鬼で人と違うことを重視するサインなので、ちょっと斜にかまえて個性的な、それまでにあまりなかった新しいスタイルの文章かもしれません。

水星☿の近くには同じくみずがめ座の火星♂があって、互いに意味を増幅し合うので、意外な視点からのドライで男性的な言い切り型の文体で、ことばもしくはその産生に勢いがある。感情に左右されやすい水のグループにひとつも星がないので、ウェットな感触は皆無ながら、水星が感情の星である月☽(風Gのふたご座♊、若々しく好奇心旺盛)想像力の海王星♆(風Gのてんびん座♎、上品で洗練)と三角形を描き、いいかたちで響きあい、互いの要素を引き出しています。

そして、対角(180度)に火のグループしし座♌冥王星♇自己表現と創造(しし座的要素)を突きつめる強靭なエネルギー(冥王星)が、強く水星に注がれるかたち。創作への尽きない衝動と、仕事の徹底ぶりが感じられます。

理性でコントロールされた歯切れ良い男性的な文体の中にも、くるくる表情を変える軽快でフレッシュな感情表現が混じり合い、読み手に美しく洗練された情景を映像化させるパワーを持っているんでしょうね。作家の手のひら(ことば)の上で心地よく踊らされるというか、非常に美的な知性を感じさせる書き手だと思います。


このあと「ノルウェイの森」を読み、あたしはなるほどと思ったけど、彼の文章をよくご存知の方はこの分析をどのように感じるのかな?

あらためて、こんにちは読書。

作家さんのNatal Chartには、水星が想像に関わる星と三角形(トラインといいます)を描く配置が多くみられるそう。トラインはその星のはたらきがスムーズに出る角度(アスペクト)の一つで、多くの作家さんはその恩恵を受けて、世にことばを紡ぎ出しているわけね!


なんにせよ、今回の書き物を通じて痛感したのは、“もっと人の文章を読んでおけばよかった!”ということ。自分の中から伝わることばを生んでいくには、たくさんの表現を知り、人と共有できる言語体系の蓄積が必要なんだなぁ。

来年は読書三昧してみようかなと、今から目論んでます✨


おすすめサイト

初心者に分かりやすくシンプルに構成された西洋占星術のサイト。見やすく楽に解析できるチャートを無料で提供。西洋占星術の基礎知識、有名人のホロスコープのコーナーが特にオススメ。

各種チャート作成のほか一部の占いは無料で使えて、Astroclickシリーズではチャートで気になるところをクリックするだけで、天体やサイン、アスペクトの読み方が分かります(限定ヴァージョンで日本語あり)。ただし無料占いは教科書的な簡易分析にとどまるので、興味を持ったらぜひ記事に出てきたPsychological Horoscope(現在は日本語あり)を。

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