- Thu, 10 Aug 2017 -
1 プサダ・ムリシでの滞在
2 サン・パウロへ
2.1 最後のひととき
2.2 空港の救世主
2.3 電話の向こうの声
プサダ・ムリシでの滞在
ムリチ(プサダ・ムリシ)で、2度目の朝。
夢のような昨日の1日が余韻になって、まだ体の周りに漂っているような気がする。
花に囲まれた小道を食堂まで歩きつつ……
うーんと、考えてみればここって、ホントいちばん不便だったのね。
ドライヤーないし、ちょっと水が臭うし。
シャワーもぬるいのしかでない。
WiFi、あるにはあるけど、繋がりにくい。
でもなんだか、いちばんリラックスできたんだよね。
必要なものしかない。
朝もね、ハム・チーズ・スクランブルエッグに、美味しいケーキとフルーツ、コーヒーにフレッシュジュース。
これ以上、何も要らないよね。
網で囲われた朝食ルームで食べる人も多いけど、気になるほどの虫もいないし、せっかくだからオープンエリアで。
目の前はプレギッサス川のリバービュー!
お庭を探検すると小さなプールがあってね、
ニワトリやアヒルがいたり、
蛙の置物が座ってたり、
民族衣装の人形がとぼけてたり、
マリア様がいたり。
ありがとうムリチ。
不思議空間での2日間、楽しかったよ!!
サン・パウロへ
さぁ午前はサン・ルイスまでバスで4hr、午後はサン・パウロに3.5hrのフライト。1日かけての大移動です。
ゆっくりとブラジルガイドを聞くヒマもなかった怒涛のツアーだったけど、サンルイス⇔バヘリーニャス間の移動中はそんな時間もあって……
ブラジル人の平均寿命は72-3歳。
選挙は行くことが義務。行かないと公的サービスが受けられなくなったりするんだそう。
教育システムは遅れているけれど、義務教育9年間、公立学校は無料、識字率は9割。
公立病院も無料だけど、受診は数カ月待ち。
水不足については、今はまだ(ブラジルは)冬だからいいそうで、夏になると”ほとんどのところ”でお手洗いなどが使えなくなるんだって!
皆が崇拝するのは、サッカーの神様ペレ(黒人)と、音速の貴公子、F1ドライバーのアイルトン・セナ(白人)。
なるほど分かりやすい……
そして、ブラジル人はお母さんをとても大切にする。
というより、”女性”を大切にする傾向があるんだって。
ブラジルの大地そのものが、まさしく”女性の豊かさ”に通じているもんね。
最後のひととき
そうこうするうちサン・ルイス空港近くまで。ランチはシェラスコへ。サンパウロでひとり延泊するから、これがツアー仲間と食べる最後の食事になるんだな。
いい距離感の旅仲間だった!
そしてみんな根性あったね。特に夜のイグアスと大レンソイス(笑)
「で、サンパウロではおじさんとどういう約束なの?」
今までなんとなく煙に巻いてたところに、ズバリ切り込まれた。
「いやそれがね……まだ待ち合わせとか、一緒に観光できるのかとか、まったく決まってないんだよね~!」
「えっそうなの?!」
「メール何回かしただけで……なんとなくおじさんにハナシ振っても、スルーされててさ。最悪、言葉通じない街で一日ぼっち観光かも」
「え~おじさん、ブラジルっぽい!」と、そのテキトー加減にみんな妙に盛り上がる。
ところで、なーんか雲が多いな……と思っていたら、
エアポートに入るなり、土砂降りの雨!!
これ、昨日がこうだったら、綺麗なレンソイスは見れなかったよ!
それがまたあっという間にあがって、
飛び立つ頃には日の光が。
さようなら、バヘイリーニャス。
さようなら、サン・ルイス。
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