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  1. ART

ヘミングウェイとマイケルをアングルから読む。


サイン・ハウス・感受点まで来ると、ざっくりとその人のコトが見えるようになるのね。

重要な感受点・アングル読みにオススメなのが、アメリカの文豪ヘミングウェイと、キング・オブ・ポップマイケル・ジャクソンのNatal Chart✨

アングルのAC(外見)とMC(社会的立場や到達点)は他人にも見える部分だし、IC(私生活)やDC(パートナー関係)も著名人ならある程度情報が得られるので、簡単に検証がしやすいの!

アーネスト・ヘミングウェイ

『誰がために鐘は鳴る』『老人と海』など多々の名作を世に送り、晩年は航空機事故による怪我から精神を病んだ末、散弾銃で自らこの世を去ったヘミングウェイ。文豪という枠に収まらず、時代のライフスタイルを先導した、アイコンのひとりでもあります。ちょっとお洒落で剛健な海の男風のイメージは、皆さんの記憶にもあるのではないかと。

乙女座+双子座的な外観

恰幅がよくなってからのイメージが強いヘミングウェイですが、若い頃の写真は見事に “端正な美形” 。AC乙女座♍らしい、きちんと感のある端正さです。一方で、ワイルドでアクティブな趣味趣向を持ち(狩猟、釣りなど)、自らの戦争体験をもとにハードボイルドな筆致で多くの作品を残すという、男っぽいキャラクターと外観には1室にある火星♂が影響しているよう。1室火星は男性的要素を加え、エネルギッシュで自分の個性を打ち出していくタイプです。

ワイルドとは言っても、髭を丁寧に整えて刈り込み、佇まいはどことなく小奇麗。そんなところがまた、AC乙女座っぽい!と思ってしまいます。末端まで手入れが行き届くのが乙女座の特徴。基本、細かいのよね~。

(AC乙女座はそのほか、神経質で繊細、骨格が華奢で色白、若干猫背さんが多い。ヘミングウェイは肉がついてからの写真が多く、骨格については検証しづらい💦)


社会的な外観をあらわすのはMC双子座♊。仕事上または社会的なイメージは、好奇心旺盛で頭の回転が速く、颯爽と若々しい。双子座はフットワークが軽く、文字や情報を象徴するので、記者業と戦地の経験を経て小説家を目指した彼のイメージによく合います。無機質な世界の裏にある繊細な心の機微を描きつつ、少なくとも表向きは暗い淀みに沈むことなく(晩年を除く)、アクティブで若々しく理性的な人間像を世に残しています。

双子座と乙女座の守護星である水星☿は、火星♂と同じくAC近く(12室側)にあり、生来の外見にも若々しさをプラス。結果、MCからもACからも水星の持つイメージがオーバーラップするのね。

小説家としての彼の文体や表現形式については、また後日触れてみたいな~。(数少ない好きな作家さんのひとり!)

4回の結婚と多くの生活拠点

パートナーをあらわすDCは甘い夢を見させてくれる魚座♓(+恋人をあらわす金星♀は世話好きな蟹座♋、妻をあらわす月☽は良妻賢母の山羊座♑)、かいがいしくお世話をし甘やかしてくれる、家庭的で愛らしい女性が好きなんだと思うんだけど、それにしても4回は多いよね、結婚……しかも次の結婚まで間がない……たぶんちょっと、家庭というものに依存があったのかな?

それを示しているのが、家庭をあらわすICにぴったり一致する射手座♐天王星♅。射手座は夢とロマンを追いかける狩人、天王星は予測不能な変革の星。安定した家庭を継続しづらい。愛の巣を手に入れてしばらく満足すると、悪気もなく次の拠り所に移ってしまうんじゃないかなぁ。

アメリカのみならず海外(射手座的)にも住まいを転々(天王星的)としたヘミングウェイ。ICは棲み処でもあって、それも射手座天王星にぴったりかもね。

マイケル・ジャクソン

キング・オブ・ポップの称号で永遠に語り継がれる、泣く子も黙るスーパースター、マイケル・ジャクソン。彼のキャリアは幼い頃に父主導で始まり、スターの座に上り詰めたあと、晩年極度の不眠に悩まされ主治医による薬物の大量投与で帰らぬ人となるまで、人生のほとんどをショービジネスの世界に捧げたと言っていい。

2つの誕生時間

マイケルには、誕生時間に2つの説があります。それぞれAC魚座とAC蠍座になるけれど、ここではAC魚座♓生まれを採用。なぜかと言うとまず、外見的特徴や基本的な性格が魚座っぽいのね。

どこか曖昧で遠くを見てる夢見心地な視線、優しく穏やかなふんわりした口元。子供の頃もそうだけど、強いメイクを施しキング・オブ・ポップとなったあとも、プライベートでは夢見がちで優しい青年だった印象です。ネバーランド建設や慈善事業……カメラの前でのちょっとした振る舞いすらも。


しかもAC近くには感情や受動性をあらわす月☽がある。情動や周囲の環境に影響され、ブレ易い性質になります。もともとAC魚座♓自体、博愛精神が強く集団心理に同調しやすいところに、ダメ押しのように魚座♓の月☽。流されやすく不安定な要素が加わり、かなり“自分”という主体性が弱まる配置。(正確には主体性が弱いというより、周りに共感・順応しやすいという“主体性”なのだけど)

AC魚座の場合


一方でこの感受性や協調能力は、周囲の人に分け隔てなく手を差し伸べる優しさや、ファンの熱狂に呼応してパフォーマンスがさらに高まる……という才能も同時に彼に授けているのね。月は大衆からの「人気」をあらわす天体でもあり、それがACに近いことは生まれながらの人気者のしるし。

AC蠍座の場合


もしAC蠍座で描かれるNatal Chartだと、むしろ自らの意志で表に出て、ショービジネスを究める印象。AC蠍座なら目力も強くなるし、自我ももっと強固です。そう簡単にブレない。

けれど、マスコミにとって格好のゴシップとなった一連の裁判(性的虐待疑惑)を通じて、マイケルは本当の自分と社会の評価の乖離に傷付き、とはいえ強く反論できない優しさと、プロとしての仕事への配慮(時間短縮のため和解金を払い解決することを選択)が、さらに誤解を招く結果を引き寄せてしまいました。

のちに重度の不眠へと追い込まれるには、こんな受け身的な彼自身の性質が影響したと思えるんだよね。
そんなことから、ACは魚座が正解なんじゃないかなと思ってます。


そしてもうひとつ、AC魚座の誕生時間だと思う理由は、キャリアに関する星の配置が事実と符合するからなのね。

父の存在と負わされたキャリア

使役される側の仕事をあらわす6室に多数の天体があり、中でもパートナーや契約をあらわすDCの近くに乙女座♍の太陽☉冥王星♇が……。強制力を持つ(♇)父親(☉)が、マネジメント担当(乙女座♍的要素)としてビジネスパートナー(DC)になるわけです。しかも6室は獅子座♌サインなので、ショービジネスの世界。そのまんま。

マイケルは音楽好きの父親からDVを受けながら育ち、父をマネージャーとする兄弟5人のグループバンド「ジャクソン5」としてデビューすることから、音楽のキャリアをスタートさせています。好むと好まざるとに関わらず、周囲の大人たちに金を生む逸材として使役される形で、翻弄されつつも、ひとつひとつ自らのキャリアとして積み重ねていくのね。

その長い努力の末に手にする揺るぎない成功が、MCにぴったり重なる射手座♐土星♄。土星がMCに重なる人は、努力の末に大成功を収めると言われてるの。射手座は国境を越えて拡大するサインで、世界中をツアーで訪れ、人種を問わず愛されたマイケルらしい感じがするね。


今回はアングル読みに特化したけど、マイケル・ジャクソンのNatal Chartにはまだまだ興味深い点がいくつもあって(青い〇印の部分とか)、それもそのうちご紹介したいなと思います。

アングルにある天体はパワフル

一般人のホロスコープでアングルにびしっとへヴィな天体が一致するケースは少ないけれど、突き抜けた著名人ではこんな風に分かりやすくあらわれることが多いんです。

天体が触れなくても、軸(アングル)にどんなサインが来るか、その近くに天体がないかを調べてみると、その人のカラーがざっくりと掴めるの。

気になる人のChartからぜひチャレンジしてみてね!


Reccomend

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