2020/11/3 タガヤブライダル銀座サロン(close)
2週間にわたるドレスショップめぐりのトリは、京都の呉服屋さんから始まったTAGAYA BRIDAL銀座サロン。
けれどこちらもコロナ禍のさなか、現在は東京店舗がクローズ。
it dressに出逢った直後で、あらたなドレスを発掘するあたしのモチベーションは落ちていたはずなのに、担当さんの温かなホスピタリティのおかげで、とても楽しく心満たされる試着体験をさせて頂きました。
その感謝とともに、その時の記録を残しておきます✨
笑顔で迎えてくれた、小柄で慎ましやかな担当さん。
好みのインポートばかり試してきたけれど、最後に今までと違うものも試してみようと思ってグランマニエさんの近くのお店を探したんです・・・と正直に話しても、困った顔ひとつせずに親身になって相談に乗って下さいます。
こちらは拠点が関西、銀座サロンは本来着物がメイン。なので予め着たいドレスをお伝えしておくと、取り寄せて準備して下さるシステムでした。
お願いしておいたものの他、似たテイストのものやサイズが合っていておすすめされたドレスから、レーストレーンが美しいボールガウンのRoyalと、桜色のLiris、その他2点の計4着を試すことに。
Loretta Angelique Royal
先ほどのグランマニエさんとは真逆で、TAGAYAではドメスティック(国内)ブランドを多く取り扱っているんだそう。なので思ったよりリーズナブルな料金設定なのね。
こちらのロイヤルは、レースアップタイプなのでサイズも融通が利きやすいおつくりです。レンタル27万、セット価格適用でなんと20万だって!!😱
なんかちょっと、
今までとは違う雰囲気✨
まんまるのトレーンとデコルテから繋がる広い袖口のレーススリーブ、まるで大切にされてきたアンティークドレスみたい! 乳白色のドレスカラーもその雰囲気にぴったり。古い洋館のチャペルとか似合いそう~。
やっぱこのタイプにはティアラ、マストでしょ♡
どこか着物を思わせる袖のデザイン・・・和装メインのサロンだから!?
ベルスリーブは、腕を細く見せる効果も期待できます😉
トレーンは、2段階で取り外しが可能。ボディのレースのシースルー部分を全て外して、ビスチェタイプにもできる。挙式とバンケットでカスタマイズできるね!
ロレッタアンジェリークは、プリンセスライン・Aラインに可愛らしいレースづかいのドレスが印象的なブランドです✨ 品のよいお姫様系が好みの人は要チェック。
アクセサリー変えたり、トレーンを外したり・・・いろいろなパターンを試しながら、丁寧に撮って頂きました。
ヒールは7㎝で、いつもよりちょっと背は低めで試着してます。でも裾が浮いてる💦
裾の長さはドレスの個体によって違うんだそうで、このドレスはもともとトールサイズだけど、前にレンタルされた方の背に合わせて少し短くなっているんだって。
こちらは9号トールフリー(7-11号まで対応)で、レースアップで調整します。いくつかサイズ違い、長さ違いがあるそう✨
RS couture Rosa Blanca
次はインポートのRS coutureから、11号トールのドレス。ロサブランカ(白い薔薇)の名前どおり、重なり合うフリルギャザーが薔薇の花びらのよう♡
ミーチェでも上質レースが目を引いたRS coutureですが、このドレスでもビスチェの縁を飾るスカラップレースが、花々をひとつに束ねるリボンのようにフォーマル感を増す役目をしています。
カスケードのように流れ落ちるフリルは、保管中に生地が少ししょんぼりしてしまったみたいだけど、本番で使うならプレスで形を整えこうなるはず。。。
ギャザーフリルがふわふわ、くるんくるん♡
こんな縦リボンも片側についてるの。この形、帯の結び方の「片流し」なんかを彷彿させる(笑)
さっきのロイヤルも、どことなく和の香りを漂わせてたよね~。
名前なんだっけ・・・
3着目はなかなか可愛かったの。。。でもぜんぜん背中の閉まらない9号しかないそうで、名前もつい聞きそびれてしまった💦
ふわふわした裾のチュールが可愛らしいの! ビスチェ+ボトムふわふわAライン・・・は結構ツボなのです✨
レースモチーフの大きさ、ランダムな配置もいいアクセントに。
背中が閉まらなくても、大きなサイズを着付けられるよりは、小さいサイズの方が痩せた後の本番イメージが沸きやすいね。
Liris
4着目のリリスは国内メーカーのもの、ロイヤルと同じくレースアップで、9号トールフリー(7-11号)!
わ~~✨
大きくて豪華なお花のトレーン!
淡いピンクみのグレージュの生地に、真っ白なくっきり花柄のスパンコール&レースがのってるの。すりガラスに施した彫刻みたいだね! 一目見て桜の花の色に似てるな~って思った。
お花でいちばん好きなのは芍薬と桜なんだ。春ならこういうドレスもいいだろうなぁ。。。花が揺れるかんざしとか、金屏風も似合いそう!
たっぷり惜しみなく生地を使っているせいか、ウエストまわりのボリュームがちょっと気になる。釣鐘型に整えるためにわざとそう作っているのかな?
でもこのトレーン、ほどよく硬めの生地から生まれる大きなうねりも美しくて、広い会場にも負けない圧倒的な存在感があるね!!
TAGAYAではインポートもいろいろ扱っているけれど、ロイヤルとリリスは国内メーカーのドレス。この2つでインポートドレスと最も違う点は ①ドレスの荷重部位 と ②レースや生地の繊細さ でした。
欧米のインポートドレスは胸から腰までボディ全体の凹凸(トルソー)でドレスを支える構造だけれど、日本のメーカーのものはドレス内側にあるベルトで締める構造をしていて、お腹(ウエスト)だけに大きな負担がかかり、あたしはそれが一番きつかった・・・。
(実はそれで後半、ちょっと気分が悪くなって💦)
たぶん、ヴェラウォンのフィット感をいまいちに感じたのも、似た理由(トルソーに沿ってフィットしない)じゃないかと思うんだ・・・アジアンのボディをベースにしたデザインってことで。
で、人によっては、こういう風にウエストで支える方が楽って場合もあると思うんだよね。
レースは、繊細さ・上質さで言えばやはり本場ヨーロッパには後れを取るところ。日本のレースは柄が大きくはっきり出ていて、硬めでハリがしっかりしたものが多かった。
でも、日本ではウェディングドレスって遠くから見られる時間が長いから、遠目からもわかる装飾性ということを考えたら、そういうレースの方が華があって映えるかもしれないね!
あたしにとっては “着心地” はとても大切だから、繊細な素材で硬すぎず、トルソー全体で支えるタイプがいいかなぁ。
そのほか気になっていたドレス
取り扱いのあるインポートドレスでいくつか気になったものが。カボティーヌは初めてだけど、エンゾアーニとRS coutureはよく目にとまる! エルサアトリエはルーマニアから。国内からはマリアラブレースでも見たラトリエマリアージュや、ハツコエンドウなど。露出の少ない上品系、ギャザーやレースが映えるタイプが多い印象です😉
TAGAYA BRIDAL銀座サロンの印象
担当さんのお人柄もあるんだろうけれど、落ち着いた景色の中でひとつひとつ丁寧に進められる試着は、とても穏やかで安心感がありました。大きな鏡と広い空間づくりで、遠くから見られた際のバランスも分かりやすい。
和装と平行して探す方、つまり和装の似合う式場を選ばれた花嫁さんがよく利用されるのに合わせてか、ドレスもどことなく和の雰囲気にマッチするものが多い気がします。
レンタル回数は特に制限を決めていないそうで、ドレスによってはシルエットにへたりがあるように見受けられました。
アクセサリー類はレンタルに含まれるそうで、ドレスの雰囲気に合わせたアンティークゴールドのミリアム・ハシュケルのアクセサリーや、リボンカチューム、ドレスの後ろに付ける各種リボンなどなかなか個性的。(公式サイトでドレスやアクセサリーが紹介されています)
ここの特色としては、やはり和装に強いことと、国内メーカーのリーズナブルだけれど見栄えのするドレスが揃うこと。
欧米のインポートドレスが体型に合わないと感じている人には特に、試す価値ありです✨
さぁ、9つのドレスショップを無事に周り切ったぞー!
これだけ着れば思い残すことはない。いよいよドレス決めに入ります!!