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バルセロナ&ロンドン④ケント地方と9年ぶりの再会

Wed, 8 Jul 2015
1 英国で一番美しい ”貴婦人の城”
2 英国国教会総本山、カンタベリー大聖堂
  2.1 散策と激旨ステーキ・パイ
3 青と白のドーバー海峡
4 9年ぶりの再会
  4.1 オマーとのひととき


朝早くからイングリッシュ・ブレックファストを詰め込んで、スト前で不穏な動きのある地下鉄をヴィクトリア駅で降りる。今日はここから、ケント地方へのバスツアーに。


本来ロンドンより暖かい場所だから、せっかく夏っぽいカッコしようと目論んでたのに、今日は寒い雨予報で急遽不本意な重ね着コーデ! こういう時はいまいち調子が出ないよね~。

地下鉄のストを前に市内は交通渋滞、そしてバスと車がちょっと接触、とスタートはもたつきながらも、ほぼ予定通りにまずはリーズ城 Leeds Castle に到着。

英国で一番美しい ”貴婦人の城”


”英国で一番美しい城” と形容されるリーズ城は、中世の女王たち6人が主人として暮らした”貴婦人の城”。

優美ながら石造りでアイアンも多用され、重厚な印象も醸している。もとは木造、それがノルマン様式となり、今はさまざまな時代の様式が混じっているそう。


こんな窓から庭園や池を眺めながら語らうなんて……素敵♡


どこを見ても、ライムストーンの美しい色合いに癒される。

空から見たリーズ城(Wikipediaより)


たくさんのアクティビティーがあって丸1日いても楽しそう! 何せ鳥がいっぱいいて、あたしはそれだけで飽きないな……


黒鳥はこの城のシンボル。鷹も飼われているらしい。

20世紀にベイリー夫人がこの城を購入し、管理をする財団を設立。黒鳥などは彼女が取り寄せたそう。財団は今も、城を良好な状態に保つべく、イベントや観光収入をうまく用いて管理しているんだって。

英国国教会総本山、カンタベリー大聖堂

さらに東に向かい、訪れたのはカンタベリー大聖堂 Canterbury Cathedral 。イギリスではじめて、キリスト教が伝道された場所ね。


英国国教会の総本山。曇天の雲に映えるゴシック様式が、一段と荘厳さを際立たせる。

イギリス国教会は、王子を切望し6度も結婚をしたヘンリー8世が、
最初の王妃キャサリンと離婚したいがために作ったもの。


素晴らしきかな、この空間。
祈りが天に届きますように。


1170年当時イングランド王・ヘンリー2世の寵を賜っていたトマス・ベケットは、カンタベリー大司教の位に着いたのちの避け得ぬ王と教会との対立から、彼の不興を買い大聖堂で暗殺される。

とはいえこの暗殺は、王がふともらした言葉を臣下が本気にしてしまったために起こったもので、この後ヘンリー2世はベケットの墓に懺悔し、さらには立場が悪化して、のちの息子たちの反乱にも繋がっていく。

ベケットはその後列聖され、これをきっかけに、カンタベリーには多くの巡礼者が訪れるようになったとか。今でもカンタベリーには、ベケットの幽霊が出るそう。


天井まで続く細長い窓を飾る、美しい色彩で壮麗なstained glass。


青さが印象的な中世のステンドグラスは、1100年代のものも残っているんだそう。圧巻!!

散策と激旨ステーキ・パイ


街なかはショップや屋台売りがた~っくさん。お野菜がみんな巨大なの! じゃがいもはたっぷり手のひらサイズ。


ランチは名物、ステーキ・パイ! 激旨ポテトと一緒にグレービーソースにつけて最高♪

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