- Tue, 2 Jan 2024 -
1 美しい霧の朝は
2 いざ東京(トンキン)~ハノイへ~
2.1 Scent Premium Hotel
3 ウォーキング in Hà Nội
3.1 玉山祠で伝説の大亀に会う
3.2 にぎわう午後の線路カフェ
3.3 学問の神、孔子を祀る文廟
3.4 ベトナムのアートシーン
4 想像のはるか上をゆく水上人形劇
5 迫力のトレイン・ストリート!!
6 肩透かし……?なB級グルメ
6.1 おまけの自腹Chè
美しい霧の朝は
身支度済ませて表に出れば、しっとりと朝露に濡れる庭で、鯉の泳ぐ池に落ちた木の葉を掬うノンラーの女性。
風流かな、霧の古都で迎える朝。
昨晩は隣の個室で宮廷料理を頂いたけれど、今朝は広いレストランの方へ。
緑の狭間に覗く、プールや門。自然の中に暮らすような完成された造りが実にお見事。
メインは好きなのをいくつでも、って言われて小さいポーションだろうと複数頼んだら、たっぷり1人前のものがずらり。
それでオーダーした時、フロアスタッフが妙な顔していたんだな💦 あたしたちって、結局たくさん食べる運命なのね・・・。
いざ東京(トンキン)~ハノイへ~
10時発のフライトなら8時にタクシーで出発すれば大丈夫、とフロントのお姉さん。昨日ホテルまでの道が分からず困ったので、Grabではなくフロントから、8時指定でタクシーをお願いしておいた。
おかげでぴったりタクシー到着。さようなら、アンシエント・フエ!
お世話になったスタッフたちが、続々と会釈して送り出してくれる。味わい深い滞在だったな・・・アラレちゃん👓元気でね😢
無事ホテルは出たものの、フエ空港(フバイ国際空港)Cảng hàng không Quốc tế Phú Bài までの道は混んでいて、40分前までのチェックインに間に合うか、結構ヒヤヒヤものだった。ベトナムの人、時間は案外アバウトかも。
でもそもそも乗る人が少なくて、保安検査場はあっという間に通過。小さいけれど近代的な空港内に、何故かノンラー被ってるお兄さんがシュールだわ・・・。
1時間20分のフライトで、11時半にはハノイのノイバイ国際空港 Sân bay quốc tế Nội Bài に到着!
空港からハノイ市内へは距離があり、荷物も多いし、やっぱりGrabタクシーが楽だね。45㎞40分、30万VDN(約1800円)也~。
Scent Premium Hotel
ホテルは市街中心部、少し裏通りの静かな界隈にある、Scent Premium Hotel! フロントはメガネのスタッフばかり。皆さん、英語が滑らかで聞き取りやすい😊
ウェルカム・ドリンクとともにしばし待合で。刺激的で贅沢なベロアの発色と、ダークなコロニアル調家具との組み合わせがたまらない。眼福眼福✨
お部屋もシックな色遣いのヨーロピアン・スタイル。
いいねぇ。
ここもいいねぇ😍
それにしても、事前情報をあっけなく覆して、あっついハノイ💦 すでに20度半ばを超えている。
☑ベトナムのおトイレ事情
ベトナムのおトイレには基本紙がない(ホテルは大丈夫)ので観光中はティッシュ必携、代わりにどこでもあるのがハンドシャワー! 日本のウォシュレット程度と思っていたら、異なるのはその水圧。指先のレバーで水圧を調節するんだけど、この微調整が難しい。ブシュー!!って凄い勢いで出て、下手すると周りに飛び散るし。
でも慣れてしまうととても便利で、ウォシュレットと違い当てる角度の自由度も高いし、勢いの良さで汚れもしっかり落とせてる感じがたまらない。うちにもつけたい・・・と思わず妄想。特にこのアンシエント・フエのハンドシャワーは、ゴージャスなアンティークゴールドで素敵でした♡
ウォーキング in Hà Nội
かつて植民地として賑わいの中心だったハノイ Hà Nội は、フレンチ・コロニアルな建物やカラフルな看板でいっぱい。ベトナムってだけでもエキゾチックに感じるのに、さらに中国やフランス文化も交ざって独特な雰囲気醸してるよな~。
この町はもともと中国の唐による南方支配拠点で、11世紀に中国を追い出した李朝がここ昇龍(タンロン)を都と定めたあと、東京(トンキン)、東都(ドンドー)と名前を変え、1802年に阮朝がフエに都を移すまで王都であり続けた。
今回は寄らないけれど、この街にある世界遺産・タンロン遺跡は李朝時代につくられた城塞跡で、その後の王朝の遺跡も同じ場所に重なっていて、今も発掘調査が進められている。
阮朝時代の1831年、紅河とトーリック川に囲まれていることから現在のハノイ(河内)の名称になり、その後はフランス領インドシナの中心地として栄えた。現在は、政治・文化の中心地である一方、四季があり自然も多くて、本来のベトナムらしい魅力的な姿がみられるの!
玉山祠で伝説の大亀に会う
とはいえ、今回ハノイ観光に割けるのはたったの半日。行きたいところからちゃっちゃと攻めてくよ!
真っ先に向かうは、旧市街の南側に広がるホアンキエム湖 Hồ Gươm (Hoàn Kiếm) の島にあり文・武・医の神が祀られている寺、玉山祠 Ngoc Son Temple。ココでどうしても見たいものが・・・。
”15世紀の中国の明とレ王朝の戦いで、ベトナムを勝利に導いた神剣をホアンキエム湖の聖なる金の亀に奉還した”
そんな伝説があってね。この湖に生息する大亀は神聖な生物として崇められ、死後はく製となってココに展示されているんだよ♡
小さい島なんだけど、亀はどこだろう・・・
あっココ! ココじゃない!? ワクワク…😍
え゛ー、でっかー!!
うわぁぁ~・・・こんなん動いてるとこ出くわしたら、気ぃ失うな確実に。(の割に嬉しそう👆)
大きさもだけどさ、
顔が怖すぎ!!
学術的には絶滅が危惧されている、シャンハイハナスッポン Rafetus swinhoei 。そしてここにあるのは、世界で6体の貴重なはく製のうちの2体!
(1967年没250㎏/2016年没169㎏)
は~~面白かったぁ♡
Tommyは生き物に特段興味なく、こうして大喜びするあたしを眺め微笑ましい気持ちになるんだそう。
次はトレインストリート行ってみよっか?
☑旅での生物観察
旅先でもよく生き物を観察しているあたし。市街地ではスズメとハト(主にキジバト)。種は同じなのに、場所によって微妙に色柄や体の大きさ、そして住んでいる環境によって気性も異なるの。ワインと同じく土地を反映する ”テロワール” とでもいいましょうか(笑) 特に模様がキュートなスズメは個体差や仕草も含め可愛くって、食べ残しのパンを公園のベンチでおすそわけし、食べる姿を眺めて何時間でも過ごせちゃう(実際はそんな時間ないけど😆)。
北海道ではひつじ牧場(生まれ変わったら羊になりたい)で戯れ、パラオや沖縄などのリゾートダイビング(昔OW取った)では母なる海に揺られながら珍しい魚種やマンタに遭遇する喜びを知り、ブラジルではダイナミックな大自然を背景に、鮮やかな蝶や砂漠に生まれる魚に感動!
たくさんの生き物と出会いたいなら、オススメは中南米(ただし犯罪は多いので注意)。次に中南米なら、生物の楽園コスタリカかな~✨ あと狙っているのがミッドウェー環礁。過去に調査&ボランティアツアーが出てたんだけど、今はどうなってるんだろ? 海鳥の聖地なんで、いつか訪れたい・・・と夢見ています😊
にぎわう午後の線路カフェ
トレインストリートは、建物に超近接した線路を1日数回電車が通ることで有名。電車が通らない時は、その線路の上でカフェを営業していたりするんだって。さっそく見に行ってみよう。
新年だからか、道の両脇は赤い国旗でいっぱい! ベトナムの鮮やかな赤は元気が出るね。
鳥マニアにはたまらない😍
お留守番中のうちの小鳥ちゃんたちは元気かしらん。
道を抜けて開けたところで、観光客に案内したくて仕方ない地元の人が「あそこがトレインストリートよ!」と教えてくれたよ。
わーぉ♡
なんだかノスタルジック~✨(地元の江ノ電ぽいから!?)
ココに立って写真撮ろうとしたら、ここから先は入っちゃダメ!と警備員さんに止められてしまった💦
それを見ていたカフェの呼び込みのお兄チャン、「とりあえず見てから入るか決めてくれればいいから」と、有無を言わさずあたしたちを先導して南へ。するとこちらには線路上にも大勢の人が・・・。
なんかもう無法地帯😆
でもお兄チャンのカフェには結局入らずに(ゴメン)、そのまま歩いてちょっと離れた文廟に向かうことにした。
学問の神様、孔子を祀る文廟
実は夕方からグルメ付きトレインストリートツアーに参戦予定で、お昼を抜いて今からスタンバっているあたしたち。思いがけず暑いハノイ(27-28度まで上昇)は、あちこち歩き回っているとさすがに小腹が減って来て、休憩がてら文廟近くの人気カフェARDORでひと休み。
ウッディで居心地よく、涼しい店内でひと休みどころかふた休みくらいしちゃった😊
ビジュアルもテイストも✨so nice✨なお店だよ~。
☑旅のカップルコーデ
一日中出歩くあたしたちの旅では、汚れる時もあるし防犯目的もあって、見るからに高価なものは身に着けないのが基本。行き先の雰囲気に合う柄物リゾート服やアクセサリーは、海外の格安通販で購入(リスク回避でPaypal払い)し、手持ちアイテムとミックスしています。
ハノイを歩いた赤系コーデは、この旅でのお気に入り♪ あたしが先行して日別コーデ写真を作り、それを見ながらTommyも旅支度。毎度洗濯の時間ないし、朝起きてから服を迷ってるヒマもないからね😪
二人ともイエベ(👩Springと👨Autumn)で好みも似ていて、結果なんとな~く「もしかして合わせた?」的なリンクコーデでまとまることが多いのです。あれこれ相談して服を揃えていくのは、旅直前の楽しいひととき!
たっぷり涼んで元気を取り戻し、文廟南側の入口に向かう。
昇龍(タンロン、現在のハノイ)に都をおいていた李朝大越時代の1070年、皇帝リー・タイントンによって儒教の開祖・孔子を祀るものとして造られたのが文廟(孔子廟) Văn Miếu。6年後にはベトナム最古の大学「国子監」も建てられた場所で、今も受験生に絶大な人気を誇るスポットなんだそう!
ん? チケットセンターは長蛇の列。ひとり3000VND(=約180円)って書いてある。えーっと、現金だと二人合わせてホントぎりぎり間に合う額しか持ち合わせがないんだけど、カードって使えないのかな?
先に窓口でTommyが訊いてきてくれて、何故かひとり3500VNDで現金のみだって・・・。最近値上げしたのかな? たった60円分だけど、どうにも現金が足りないよーーー!!
文廟門からはバッチャン焼きの皇帝の道が続き、北側に二つ目の大中門、三つ目の奎文閣 Khue Van Cac が並ぶ。
奎文閣は阮朝時代の19世紀に建てられたもので、ハノイ市のシンボルマークや10万VND札の意匠にもなっている。奎文閣の向こうには82個の亀の石碑があり、そこに科挙の合格者が書かれているんだそう。四つ目の大成門を抜けると、孔子の祀られる大聖殿・・・。
あぁ、見たかった!!
近くのATMの現金引き出しも案の定rejectされて(一体どうやったら引き出せるんだ・・・)、パシャパシャ門だけ激写し帰路につく。
静かな庭園のような場所と聞いていたので、残念無念。。。
でも実際、中をゆっくり観るほどの時間はなかったかも💦
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