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  1. SEASIDE

人生の休日②ブレッド湖とポストイナ鍾乳洞

Tue, 7 Jun 2011
1 ”アルプスの瞳” ブレッド湖
  1.1 ワインセラーにて
2 ポストイナ鍾乳洞
  2.1 ぶっちぎりのトロッコ
  2.2 圧巻の鍾乳石と石筍
3 近年のスロヴェニア
4 クロアチアン・リゾート オパティアへ

”アルプスの瞳” ブレッド湖

アルプスの瞳、ブレッド湖。絵のように美しい景色・・・

願いの叶う鐘を鳴らしに、ブレッド湖中央の聖母被昇天教会へと小船に乗って向かう。
船頭は800年来の伝統家業で、よそ者はやりたくてもやれないのだとか。


エメラルドの透明な水面に白い影を映し出すのは、かつてのティトーのヴィラ。近くに睡蓮が繁茂し、赤ちゃんを連れた白鳥も姿を見せる。

さて島に到着! 階段の上に願いの鐘が!!

この教会の結婚式では、花婿が花嫁をお姫様抱っこしてこの階段を昇るのが慣わしで、式の予約がとれると男性は筋トレ、女性はダイエットに励むのだそうだ。
鐘は鳴らすのにちょっとコツがいるみたいだけど、小さい音で鳴ったよ!

教会は金箔や色大理石を使っており、8~9世紀からその基礎が建てられた歴史の長いもの。

この白鳥は毎年ここで子供を育ててるんだって


バスで断崖の上に建つブレッド城 Blejski grad へ。ちょうど今年はブレッド城の1000年祭。城の周りはひっきりなしに小鳥たちがさえずり、スロヴェニアの国の木・リンデン(菩提樹)をはじめ、豊かな緑の木々が覆い茂る。

あちこちで見かけるリンデンの木


スイス人の医師が、温泉ときれいな空気が病に効くこの地方にサナトリウムをつくり、それがリゾート地として発展するきっかけになったそうだ。山間のため7~8割は曇りがち。今日のような時々小雨くらいは、普段のブレッドの姿に近いらしい。


城の中はこじんまりとし、なにより眺めが素晴らしくって!


城から眺める教会の小島は、まるで詩情あふれる一枚の絵。

ワインセラーにて

とっても頭のいいヨウムちゃん
寿命50年と長生きな鳥さんです♡


場内にはちょっと黴臭いワインセラーがあり、その入り口にヨウムちゃんを見っけ!! 私には愛想のない大人びたヨウムちゃんだったけど、ほかのお客さんにはお喋りしてたんだって。選り好みされてる?


もうひとつ、”はじめての活版印刷” の再現コーナーが。
そしてそこのお兄さんが、この旅の美形認定第一号。写真撮らせてもらいたくて(旅先の美形を写真に収める習性が・・・)もじもじ話しかけてみたら、とっても気さくで優しくなんと性格もよし。

素敵過ぎる。

美形第一号のお兄さん(ぼやけてる💦)


そのお兄さんによると、ここへやってくる観光客はほとんど日本人なんだとか。

日本から見れば、スロヴェニアやクロアチアはまだまだこれからな旅行先だと思うけど、逆から見ればメインの旅行者なんだね。ホントに日本人て旅好き・・・そして旅する余裕のある人々が多い国なんだろうな。

あとからガイドさんが話してたけど、震災後に日本人旅行者が減っていて世界中の人が心配している中、旅に出る私たちとしては、元気な日本人の姿を見てもらうことが大事な役目なのではと。なるほど一理。


そしてここでの鱒(ます)のソテーは、おサカナ嫌いのあたしもとっても美味しくいただいた♪
ガイドさんが持ってきてくれたワサビがまたよく合うの!


ブレッド湖オフィシャルサイト

ポストイナ鍾乳洞

ぶっちぎりのトロッコ

午後はポストイナ鍾乳洞 Postojnska jama へ。近くにはスロヴェニア唯一の世界遺産・シュコツィヤンもあるけど、そちらは重装備して入るようなかなり危険な場所なんだって。観光用に開放されている鍾乳洞の長さ(全長21kmのうち、5kmを開放)としては、ポストイナが世界最長なのだとか。


まずは2kmのトロッコから。これが最っ高!


ライトアップされたトンネルと鍾乳洞の中を、ディズニーランドのアトラクション並みに勢いよく列車が走っていく。コースター好きとしては、このアナログ感がスリリングで堪らない✨

圧巻の鍾乳石と石筍(せきじゅん)

内部では言語ごとにガイドツアーがあり、本日英語組を案内してくれるのは若くてイケメンのマリオ。日本人ツアーの場合は、英語ツアーの説明を添乗員さんが訳しながら歩く。
中は8~10度と通年冷え込んでいるが、坂を上り下りするツアーでは体も温まり、多少着込んでおけば寒さを感じることもない。

上から垂れる鍾乳石、下に積み重なってできる塔状の石筍(せきじゅん)、両者が連なって柱になったコラム(石柱)。真っ白の鍾乳石の他、酸化マンガンの混じったグレーのもの、酸化鉄の混じったピンク色のものがある。

カルスト石灰を含んだ水滴が地層を抜け落ちて、✨100年に1mm✨のスピードで鍾乳石は形成されるんだって!


せっかくだからマリオに英語で質問してみよう。

あのねマリオ、内部の空気はどうやって取り込まれているの?

それはいい質問だ 注:画像はイメージです

うなずくイケメンのマリオ。
えへへ、いちお理系だもんね。そこ気になるのよ、昔は松明ともしながら探検したらしいし、酸素少なかったら危険でしょ。

この洞窟には5つの自然穴(エアテーク)があって、内部の酸素も十分なんだ。でも外に比べると酸素濃度が低いんだよ

あ~やっぱり空気穴あるんだ!

もひとつ質問! 表面にキラキラしたのがついている鍾乳石が時々見えるんだけど何?

これはクリスタルの結晶が混じって、なおかつ乾いたところでしか見られない、貴重なものなんだ。鍾乳洞は水の流れで上から下に形成されるから、古い年代のものは上の方にある。その中で、もう近くに水の流れがなくなったようなところでしか、表面が乾かないからね

ひとつひとつ丁寧にぴったりの答えをくれるマリオ。若いけど優秀なガイドさん!


探検隊が発見した目の退化した白いイモリ(?)のプロテウスもいて、発見当時はドラゴンの赤ちゃんだと勘違いされて、洞窟内でドラゴン大捜索が行なわれたんだって。寿命は100年! ほとんど何も食べずに生きているらしい。


最後のツアーガイドがライトアップを消すと、ホールはたちまち真っ暗闇に。

1万人収容可能な「コンサートホール」
でも湿気が強く反響が長すぎるため演奏に不向きなんだって



ポストイナ鍾乳洞オフィシャルサイト


トロッコで入り口近くまで戻ると、黒っぽい部分が増えてくる。これはカビが外界から入って、繁殖しやすくなるためだそうだ。
まさに大自然がつくり出した圧巻の一大芸術。トロッコ列車もついて大興奮の1時間半だった。

おみやげの蜂蜜セットもゲットし、急に鳴り出した雷雨の中なんとかバスへ。

リンデンのティーバッグと蜂蜜

近年のスロヴェニア
ティトー死去後の1991年独立宣言をしたスロヴェニアは、ユーゴスラビア連邦軍との間に10日間戦争が起こるが、これに勝利した。スロヴェニアはユーゴスラビアの中でも特に、西欧諸国との交易の窓口として発展した国であり、空港からほぼ近い主要都市クランは、中世に首都として栄えた。現在は南アルプスを抱える風光明美な国として、小さいながら多くの観光客を集めている。

クロアチアン・リゾート オパティアへ

そして一路、向かうは”クロアチアの貴婦人”と呼ばれる海辺の高級リゾート地、オパティア Opatija 。国境は、あたしたちが日本人であることの利点が最大限に生かされ、ノーチェックパス!! ホント信頼度高いね。

やがて斜面を瀟洒な建物が埋め尽くす、オパティアの町があらわれた。天気は曇りなのに、アドリア海に出るととたんに気温も湿度も高くなる。

素朴ながら無二の自然美を持つスロヴェニアを出て、次は多くの世界遺産に彩られたクロアチア Croatia の街をたどっていく。

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