- Mon, 7 Aug 2017 -
1 三国国境地点
2 イグアスの滝散策
2.1 イグアスの生き物たち
2.2 Porto Canoasのランチ
3 一路サン・ルイスへ
3.1 このツアーの仲間
3.2 太っちょ事件
3.3 サンルイス到着
三国国境地点
アルゼンチン側でゆっくりと起きた朝。
起きるのはゆっくりだけど、今日も長~い一日の予定!
乾燥してるから早く乾くだろう、とたかをくくっていた洗濯物は、低い気温のせいで2日目にしてようやく乾きパッキング。
思っていたより、冬のブラジルは寒い。
まずはホテルすぐ近くにある、三国国境地点から。
ブラジル-アルゼンチン間(イグアス川)と、ブラジル-パラグアイ間(パラナ川)には橋があるけど、
アルゼンチン-パラグアイ間は陸路がないのね。
ひとつの国境を越えるのに少なくとも1-2日かかってしまうため、二つの国境を陸路で越えるより、こんな風に水路一発で渡る方が早いんだって。
イグアス川が合流するパラナ川の上流には、ブラジルとパラグアイ共同出資によるイタイプ水力発電所があるの。日本の原発1基の14倍というものすごい発電量!
ツアーも充実していて、時間があれば絶対にオススメの観光スポット。
こんなに水が豊富なのにブラジルの水道が止まっちゃったりするのって、
森林伐採で保水力が弱まり水系の枯渇が進んでいたり、水資源活用率が世界最低で0.7%しかなかったり、水道管などの公共工事が潤滑に行われていないから……なんだよね。
水資源利用の問題、技術の問題。技術に関しては、日本企業も協力してるらしい。
そして工事が滞る原因は、上層部が汚職で私腹を肥やしているのがその元凶というから驚き。
ホテルは立派な建物だけど、そのすぐ近くに廃墟みたいなものがたくさんあって、ちょっと怖いの。国境までの道は、少し人影や車が増えてくる。
国境付近の住民はIDで行き来ができるようになっていて、日々の食品を買いに行くほか、”運び屋”(運送業)で生計を立てている人が多いそう。
国境の橋を渡ったら、そのままブラジル側のイグアス国立公園 Parque Nacional Iguaçu に。
同じ公園だけど、スペイン語とポルトガル語で綴りが違うね。
アルゼンチン側は入口からしてワイルドな魅力全開だったけれど、ブラジル側は洗練された観光地の雰囲気が。
イグアスの滝散策
森林浴をしながら、滝を遠景から楽しむ散策路に。
しばらく歩くと壮大なパノラマ!!
水量の少ない時期で150、多い時期には300にもなるイグアスの滝の数。
今日も虹はじゃんじゃん出てる~。
イグアスの生き物たち
森の上には、たくさんのハゲタカが。ちょうど今、木の中に巣を作ってるんだって。
不思議なのはね、地球の反対側なのに植生が日本のと似てること! オオバコなんかは、南極以外のほぼ世界中にあるんだって。
すごいね地球、繋がってるよ……。
ここは温帯域で、熱帯との違いは、こういった下生えの植物が育つコトなんだそう。
いちばん奥には、悪魔の喉笛を臨める展望台。水煙をかぶるので、デッキ前でレインポンチョを装着。気温もほどよく上がった今日は、濡れても気持ちいい!
きれーい……
昨日はあの右上あたりから、間近に眺めてたんだね……。
近くで見るとまた壮観。
だんだん虹が当たり前になってきた(笑)
ハナグマたちと戯れたあとは、エレベータで展望台に。今歩いてきたデッキはこんな風に景色の一部になってるの!
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