ヴェルサイユ宮殿の栄華を儚む
うわっ、ルーヴルとうってかわって、大混雑のヴェルサイユ宮殿 Chateau de Versailles。
前に来たときこの半分も混んでたかな??
しょっぱなから驚かせてくれる大広間の天井画!
でも嵐に淀む川の流れのように、見学路はもぞもぞと流されゆく人の頭しか見えない・・・。
ガイドさんから離れないように必死!!
やっぱり素敵な鏡の間。前に訪れた時と同じポーズで撮ってみました♪
ルイ15世の美形ぶりとあまりの女性関係の広さに、フランス人の数%が彼の子孫ではと冗談半分に言われているというのも興味深い。この顔で国王じゃ、やりたい放題だな。
おかげで、というか至極当然、施政能力は低かったようだけど。
大きな胸の女性が大好きで、愛妾ポンパドール夫人が集めたその手の女性は1万5千人。(え?聞き間違い??)
だとしたら一人当たり何回・・・とつい考えてしまった💦
宮廷のしきたりや、各国王の施政の違いを聞いて周ると、個人で観るのと一味も二味も違う。
複雑な歴史の歯車を一部垣間見た感があったのが、ギロチンとルイ16世にまつわる話・・・。
施政はよくなかったものの、造船学や建築学に非常に詳しかったルイ16世は、ギロチンの設計図を見て、三日月形の刃をより空気抵抗の少ない斜め刃に変えるよう提案したのだそうだ。
そのギロチンで自身が処刑されるのが、たったの6ヵ月後。運命は時に、残酷なまでの悪戯をする。
最後の予定、ヴェルサイユ観光も無事に終了。
全然のんびりしたツアーじゃなかったけど、あのガイドさんあってこその超効率的なパリの一日。
メルシー・ボークー(どうもありがとう)
オー・ルヴォワール!(また会いましょう)
北フランスツアーのみんなは、あと自由行動日のみで帰国する。旅を続けるあたしは、ここオペラ座でお別れ。
芸術家に愛されたモンマルトル
昨日めちゃめちゃ疲れてバスでも眠ってばっかりで、シャワーを今朝にしたくらいなのに、今日はぴんぴんしてる。絶好調!!
明後日のためにオペラ座発空港行きロワシーバスの時刻表をチェックすると、すぐさまメトロでモンマルトル Montmartre へ。
日曜の今日はデパートもショップもほとんどしまっているけど、モンマルトルは結構な数のショップが開いてて大賑わい。
さすが芸術家に愛されたエリア、アンティークやユーズド、土産物屋さんもなかなかユニークなセンス!
「Australian design, Made in China」だけどパリ土産♪
そうだ、と思い出して、はじめてのパリで気持ちを生まれ変わらせてくれたサン・シュルピス教会 Église Saint-Sulpice に足を向ける。
時間が遅かったので入れないだろうとわかってたけど、
「あの時はありがとう」と感謝しつつ、外からそっと一礼。
最後はサンジェルマン・デ・プレで
そのまますぐ隣にあるパリ随一のおしゃれエリア、サン・ジェルマン・デ・プレ Saint-Germain-des-Prés。
ここはカフェ目白押しの裏通りがあって、のだめにも出ていた裏カフェ、オー・シェ・ド・ラベイ Au Chai de l’Abbaye を見つけて今日の晩御飯はココに決定!
見るからにノリノリなギャルソン(といってもおじさん)と相談しつつ、プロバンス風オープンサンドと、オススメのローヌの赤を。
このパンとチーズとお野菜の味わいの深いこと・・・それぞれがとてもいい素材なんだなと食べて実感、特にチーズ凄いわ~。
パン焦げてるでしょ?でもぜんっぜん気にならないのよ、ちょうどいいの。近くの有名なパン屋さん、ポワラーヌのを使っているそう。
ワインはお料理を邪魔することなく、体にしみ渡るような美味しさ。ついつい、デザートも勧められて食べてしまった・・・これもおいしい✨
2度目の場所が多かった今日は、なんだかとても充実してた。
あぁ、この街って変わらない。なのに、きっと訪れるたびに新鮮な発見がある。
なんだかそれがとても、嬉しく思えた。
不動の信頼と、その上でとどまることなく変化し続けるもの。
それって、オンフルールで見た海景の、水平線への安堵感と一緒なんだろうな。
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