－ Fri, 29 Dec 2023 －
1 ダナン市内を周る！
1.1 マーブルマウンテン（五行山）
1.2 ダナン大聖堂
1.3 チャム美術館
1.4 マダム・ランのベトナム料理ランチ
2 雨のミーソン聖域
3 ランタンの町ホイアン
3.1 名物料理 in SAKURA RESTAURANT
3.2 願いを託して灯篭流し
4 田園の隠れリゾート An Villa
たっぷりゆっくり大きなベッドで疲れをとって、ニワトリの雄叫びで目覚める元気いっぱいの朝！！ 時間ぴったりにスタッフが届けてくれた、汁なし平麺のミー・クアンと搾りたてオレンジジュースを頂きます♪
見た目ん？と思ったけど、これも本当に美味しいの～～！ 美味しいから止まらない。まぁたお腹パンパンだよ💦
ピックアップバスがやってきて、スーツケースごと市内観光へしゅっぱーつ！
ダナン市内を周る！
マーブルマウンテン（五行山）
はじめに訪れたのは、ダナン海沿いの郊外にあるマーブルマウンテン Marble Mountain。大理石から成る火・水・木・金・土（＝五行）の名前が与えられた５つの山が集まっている。うち、観光で入るのは一番大きな水山トウィソン Thuy Son。高さは100mほどの山だけど、かなり急な階段が続くので、まずはそれを一部省略できるエレベータで上へ。
昔はチャンパ王国のチャム族が、この山をあがめていたんだそう。最後は南部へ追いやられてしまったけど、初めの頃はここベトナム中部にもチャム族が住んでたんだよね。
小雨の今日は霞がかって、聖なる山の雰囲気が出てるねぇ。
山肌は大理石の色。山全体が大理石！ パワースポットとして人気の五行山は、「西遊記」の孫悟空が閉じ込められた山としても有名なんだって。
エレベータをおりると七重のサーロイ塔が。ここではみんな手前のベストスポットに並んで、バシバシ記念写真撮ってました(笑)
ダナンにはリンウン寺 Chùa Linh Ứng が３つもある（一番有名なのがソントラ半島の白いレディ・ブッダがあるお寺）けど、ここが五行山のリンウン寺。やっぱり白いお釈迦さまが祀られているんだそう。
ベトナム最後の王朝グエン朝の初代皇帝ザーロン帝時代（1802 ～ 1820年）に建てられ、次のミンマン帝の時に改築されている。中華思想の強かったミンマン帝は、”五行山” の名付け親でもあるんだって。
カラフルな立体モザイクの装飾がとても美しい。柄入りの磁器やガラスなんかのかけらが使われていて、バルセロナで見たガウディの ”トレンカディス” を想い出すのはあたしだけ？ どこかで繋がってたりするのかなぁ。
段差の大きな石段がずっと続くけど、美しい木々や歴史を思わせる風景に癒されながら頑張れちゃう。しとしとと降り続ける雨で、身体も適度にクーリング。
これ凄いわぁ。異空間にいざなってくれる。玄空關（げんくうかん）ってなんだろ？
いよいよ洞窟に来たよ！ 祀られているのは、海の泡と空の雲から生まれたとされるチャム族の女神「ポーナガー」。
”磨岸仏（まがんぶつ）” といって、洞窟の大理石を直接掘って作られているんだって。篤い信仰心の為せる業だねぇ・・・。
このホアギエム洞窟は、奥で巨大なフィエンコ洞窟と繋がってるの。
巨大な空間の中、頭上に大きな仏像が。
そして、天井に空いた穴から差し込む光。
ベトナム戦争で激戦区だったダナン。この洞窟は隠れ家として使われていたんだそうだ。
最後に訪れたのはタムタイ寺。あまりに明るい笑顔の布袋様が鎮座してて、なんかこっちまで笑顔になってしまう。
最初に見たリンウン寺とデザインがそっくりで、色のちがいと布袋様でしか見分けがつかない💦
五行山は見どころが多くて、今日はツボだけ押さえたコンパクトツアー。それでも十分に歴史を感じさせてくれる１時間だったな～。
きちんと全部周ると昇り降りに体力も使う上に、３～４時間かかるらしい！
ダナン大聖堂
市内に戻って、淡いピンクのダナン大聖堂 Da Nang Cathedral！ 街のど真ん中にあって、明るい色調のツートンカラーはまさにコロニアル。グエン朝がフランス領インドシナに取り込まれていた植民地時代、ルイ・ヴァレー牧師のもと建てられた教会。
そしてお土産物屋さんにも立ち寄る。というか、有無を言わさず連れていかれる。店員、流暢な日本語で推してくる。こういうツアーにあるあるの「現地にお金を落として下さい♪」ってコトね・・・。
で結局、ベトナムコーヒー、砂糖不使用ドライマンゴー（めっちゃ旨い！）、生胡椒、バラマキ菓子のほか、いろいろ口説かれてつい買ってしまった人気のMAROUチョコ。実はこれ、イマイチ・・・ ”ごく普通” のちょっと美味しいハイカカオチョコなのに、めっちゃ高い。
歩いてる人はホントに少ないんけど、街中オートバイだらけ。みんなカラフルなビニール合羽を着てるんだよね。雨の多い季節は何かと便利そうだなー。そういや、昨日歩いてた時に見たヘルメット屋さんも、色・形ともにヴァリエーション豊かだった。
昨日は雨降りで、近くを通りながらも観に行く余裕のなかった、ハン川 Sông Hàn に架かるドラゴン橋。夜景の方がキレイだろなぁ。チャム美術館のパーキング付近から遠く眺めて惜しむ。
チャム美術館
チャム族 Cham は2世紀からベトナム中南部で暮らしていた民族で、航海技術に優れ、西方と中国を結ぶ海のシルクロードの中継地として商業で栄えていた。最も強大だった時にはベトナム北部に達することもあったが、15世紀に北部に建てられたキン族のレ王朝は北部の中国（明）を駆逐するだけでなく、南方のチャム族の国チャンパ王国をもメコン川河口のデルタ地帯（ホーチミンのあたり）へと追いやってしまった。
そのため、チャム族の遺跡や遺物はベトナムの中南部、特に沿岸地帯に多く分布している。フランス統治下の1915年にフランス人研究者アンリ・パルマンティエが、ここチャム美術館を完成させた。フランス植民地時代の建物内には、チャム族の遺したものが展示されている。
こちらはコブラの玉座に座る維持神・ヴィシュヌ。青い肌で手が4本あり、それぞれに円盤（右上）・法螺貝（左上）・蓮の花（左下）・こん棒（右下）を持つ。コブラ（アナンタ）の玉座やガルーダと共に描かれることが多い。
西方との交流が多かったチャム族は、インド文化を取り入れ基本的にはヒンドゥー教を信仰する民族で、ここには人気のヴィシュヌ神・シヴァ神などの古くも保存状態のよい彫刻像がたくさんある。
顔や鼻がなくなっているものが多いが、彼らは彫像の顔に神が宿ると考えていたので、敵に追われてその場を去らなければならない時には、それを外して持って行ったのだそうだ。
ヒンドゥー教の信仰対象である、リンガ（男性器）がヨニ（女性器）を貫く（つまり性交の）シンボル。
ヴィシュヌ神と並んで人気の高い ”創造と破壊の神” シヴァは ”力” を象徴する男性神であり、リンガで表現される。すなわちヨニはシヴァ神の妃神・パールバティを象徴。子孫繁栄を願いこのシンボルは信仰の対象になっていて、ヨニの突起部方向が北に一致するよう配置されるらしい。
そしてこちらは、チャム族の彫刻に繰り返し現れる ”獅子” と ”象” 。
獅子は強さを、象は賢さの象徴。大胆で力強い動き、優美な意匠で表現されているね。
美しいチャム語の碑文も残っており、まだすべては解読されていないのだそうだ。彫刻と同じようにチャムの文字も、流れるように優美で丸味がある。現在チャム語を話す人々はカンボジアやベトナムにいるけれど、言語に興味ある方はぜひコチラを。
うぅ～ん、ここも思った以上に充実の内容だった✨
マダム・ランのベトナム料理ランチ
マダム・ラン Nhà hàng Madame Lân はダナン市内を南北に貫くハン川沿い、チャム美術館から北に向かったところにあるレストラン。今日のダナン＆ホイアン日本語ツアーは、昼・夕２回ベトナム名物の食事付きで人気なんだよ♪
2階席で大きな窓を開けてのオープンエア・ランチ！
軽めのコースを想定していたら、次から次へとお料理が。麺はきっと今朝ホテルで食べてきたのと同じ、ミー・クアン再来！？
生春巻きの皮が弾力あってプリプリ～😍 で、何気にチャーハンがとっても美味しいのだ。（これ、旅の間どこでもそうだった）
ミー・クアンは朝食で食べたものの方が好みかな。
おしゃれな雰囲気も手伝って、ツアー御用達の有名店らしいね。次々団体さんが入って来てた！
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