North, South, East and West ーあたまの中を旅しよう。

  1. SEASIDE

はじめてアロハ!奥深き楽園①Big Island上陸

Mon, 30 Dec 2024
1 はじめましてハワイ島
  1.1 オープン過ぎるコナ空港
2 Big Island そのままの自然と人と
  2.1 ハワイ諸島のなりたち
  2.2 拠点はThe Koi House
3 カイルア・コナで
  3.1 夕方のMagic Sands Beach Park
  3.2 お腹減ったらJackie Rey’s Restaurant
  3.3 ついでにGypsea Gelato
  3.4 命綱は大型スーパーSafeway
【気になったコト】空から見えた太平洋のゴミ

あぶないあぶなーい!!
せっかくのチケット、置いてっちゃうトコだった!


2025年が明けて1月5日。
現地6泊の滞在を無事に終え、オアフから日本に向けて飛び立つ日。

かさばるショッパー類からお土産を取り出し、スーツケースに詰め込んでいく。そして置いていこうとしてたショッパーのひとつに、アラモアナでゲットしたマリオット・タイムシェアの宿泊チケットを入れたままだった。

👩「2年以内にまた来られるなら、とってもお得ですよ!

ショッピングしながら考えてきますね~ってその場をいったん離れたけれど、プロモーションのお姉さんに言われた瞬間すでにたぶん、2人とも気持ちは決まってたと思うんだ。

だって予想を超えて楽しくって、奥が深くて、大好きになっちゃってたんだもん。
ベタ過ぎて、これまであえて避けてきたハワイ。
米国のトミーと海の真ん中で落ち合うハネムーンが、コロナ禍で吹っ飛んだハワイ。


二人ともがこの旅で感じてた想いを、トミーがつぶやいた。

この4年間のいろいろを経て
なるべくして今・・・ハワイになったんだと思うな

はじめましてハワイ島

この1カ月、世界のお天気と毎日のようににらめっこしていたあたし。

ハワイはずーーーっと雨予報でユーウツだったのが、直前になってどんどん晴れ寄りにシフト。このところ名折れもいいところだった超晴れ男・トミー、ついにエンジン全開🌞✨

ハワイ島の西海岸


オアフ島のホノルル空港からさらにホッピング。おおらかな稜線のマウナ・ケア Mauna Kea を横目に、ハワイ島は西海岸にあるコナ空港 Kona International Airport へとランディング。

ところどころに見える黒砂は、火山活動で放出される玄武岩質の溶岩から生まれる大地。”Big Island” の名にふさわしく、生きている地球を感じさせる景色がはるか彼方まで広がっている。

オープン過ぎるコナ空港

はじめまして~ハワイ!!
4年寝かせた計画が、ついに始動!


時差‐19時間って言うけど、日にち1つ違っても「実質5時間差」だもんね😊
ジェットラグほとんどなくてラクチンだな♡

のんびりゆる~いコナ空港


飛行機降りたら青空の下を歩いて建物まで移動。小柄でふくよかで肌の色の濃い、ポリネシアンらしきスタッフが多い。すべての施設が ”ほぼ屋外” と思しきコナ空港。これ、やろうと思えば滑走路とかに簡単に忍び込めるんじゃ?

多くの観光客がオアフ島までしか訪れず、ハワイ島まで来るのは少数派なんだそう。

この時期雨季を迎える冬のハワイ島は、オアフよりも若干涼しく例年なら23-24度なんだけど・・・本日15時近く、なんと29度。

まだ空港の中なのかもう外なのか


空港前のシャトルバス乗り場から、Budgetレンタカーへと移動。

何せ年末年始のハイシーズン、半年前でレンタカー屋はほぼ売り切れ御免。辛うじて車が残っていたBudgetレンタカーでトミーが一台押さえてくれたんだけど、何せGoogle評価2コンマ(そして今書いている時点で3.2に上がってる謎)で口コミも酷かったから、まともに配車されるのかとっても心配なのよ💦

大丈夫! 車さえ借りられれば
会社なんてどこでも一緒😊

Budgetは価格比較で最安だったし!と鼻の穴を膨らませるトミー。口コミなんてチェックしちゃいないうちのダーリン。あぁ、いい個体が当たりますように。。。

Big Island そのままの自然と人と

・・・って心配もどこへやら、つつがなくBudgetレンタカーで手続きを終えたのだった。アメリカ英語はトミーにおまかせ😄

口コミのように何時間も待たされることもなく、値段を吊り上げられることもなく、タイヤも溝ナシつるつるで滑ったりしないし、エアコンも壊れてないじゃん!


杞憂だったのか、それともあたしたちの引きが強いだけなのか?

だだっぴろい駐車場で割り当てられた車を探して乗り込み、教えてもらったコードナンバーを入力すると出口ゲートが開くって寸法。アメリカの右車線に慣れているトミーの運転でいざ、

しゅっぱぁーーーつ!!


空港から出る道に、椰子の木🌴🌴🌴とお花🌺🌺🌺がいっぱい。
ようこそアロハ~って歓迎されてる気分✨

ハワイのレンタカーは基本1日貸し。足がないと買い物ひとつにも困るハワイ島では、空港発着で3日間ずっと借りることにしたんだ。


カーナビはなく(他の会社やグレードはどうなんだろ)、助手席でGoogle mapを駆使しナビゲート。信号赤でも、注意しながら右折はしちゃってOKなんだそう。

幹線道路の両脇にはだだっ広い大地が広がり、ところどころに開発途中と思しき黒い盛り土が見える。

ハワイ島の海岸線をぐるり一周するベルト・ロードのうち、この州道19号ハイウェイはその北半周部分、東のヒロと西のカイルア・コナの2つを繋いでいる。この19号を空港から南下し、カイルア・コナ Kailua-Kona 方面へ。

ハワイ諸島のなりたち

2400キロの長さに100以上の小さな島々が点在するハワイ諸島。ハワイ州はこのハワイ諸島のうち、ミッドウェー環礁(ここだけ合衆国領有の島)を除いた島々で構成されている。

そのうちmain islands と呼ばれる8つの大きな島は、古くからの火山帯に沿って南東に位置しており(windward islands=風上の島々)、今いるbig island(一番大きなハワイ島)はこの最南東にあって最大の島。

ハワイ諸島(Wikipediaより)


このBig Islandは、5つの火山から出来てるよ!

ハワイ島をつくる5つの火山


もっとも有名なのが、世界遺産にも登録されている活火山キラウェア。穏やかに溶岩が流れ出るので、「世界一安全な火山」って呼ばれてる。ちょうど1週間前の2024年12月23日、新たに噴火した!ってニュースが流れてビックリしたけれど、基本観光には差し支えないんだって。4年前から数えると5回目の噴火なのだそう。
海に流れ出た溶岩は冷やされて陸地を形成し、今もハワイ島の面積は広がりつつある。

でも島の大部分を構成するのは、世界最大(富士山の53倍)の大きさを誇る活火山マウナロアと、冬の雪化粧姿から ”白い山” の名がついたハワイで最も標高の高い休火山マウナケアの2つ。残り2つは、休火山となっているフアラライコハラね。

火山大国・日本では噴火すると噴石飛んで大惨事・・・のイメージだけれども、ハワイの火山は流動的で穏やかな感じなんだねぇ。

太平洋に浮かぶ島々だから、そこに住む人々の系譜はポリネシアン。でも現在ハワイ州に住んでいるのは移民でやってきたアジアンが多く、人口の1/3以上を占めるんだって。次いで白人2割、混血2割、ポリネシアンは1割と少数派。

日本の真珠湾攻撃(@オアフ島)が起きてからも、在ハワイ日本人は厳しい状況に置かれながらも合衆国のために必死の努力を重ね、結果経済や政界をリードし技術を支え、現在ハワイの各所にその名を残していたりする。コナ空港も別名、Ellison Onizuka Kona International Airport だしね。

🌴なぜ少数派? ポリネシアン
人口比で案外少ない、もともとの島の民であるポリネシアン。これにはハワイの地理と歴史が大きく関わっています。

太平洋のど真ん中に浮かぶ楽園・ハワイ。英国人のジェームズ・クックがこの島を見つけた後、航海における食料等の供給地として島民と白人との接点が増えるに従い、それまでまったくなかった梅毒やインフルエンザ等の感染症がまたたく間に広がり、あっという間に島民の人口が減少。結果、その時期に開発されたプランテーションの労働力をまかなうこともできなくなり、ハワイ王国は複数の国からの大量の移民を受け入れることになります。

(ちなみにEllison Onizukaはコナのコーヒー農園を営む両親から生まれた日系3世で、チャレンジャーの事故で殉職された宇宙飛行士さん)

現在ハワイは検疫が厳しく農産物や動物の持ち込みが大変だそうですが、それは島固有に形成された生態系を守るためなのね。人を介して病が伝染したのと同じように、持ち込まれた動植物からも思わぬ影響が出るかもしれないから。

ハワイに棲むポリネシアンにもそれぞれルーツがあり、多いのはフィリピン系(ハワイの真西)、恰幅がいいのはトンガ系(南半球側)。そしてもともとハワイに棲んでいる生粋のハワイアンは、筋肉質で身体が大きく、あのカメハメハ大王像のような筋骨隆々のイメージに近いんだとか。

拠点はThe Koi House

そんなハワイ島の姿を楽しみながら、カイルア・コナ近くの高台にあるホテル、The Koi Houseへ。

ウッディでエコ・フレンドリーな仕様。使い勝手のいい大きなクローゼットと、専用バスルームも付いてる~😍✨

自然素材が心地よいお部屋


Koi Houseの名は、玄関先にいるこの鯉たちから付けられたもよう。左端の太っちょさんは、卵持ってるのかな?


オーナーさんのお住まいの一部がホテルになっているみたいで、シェアハウス的にプライベートルーム+共有エリアが使えるスタイル。

何せその広さに加え、自然と調和する至極心地のよい開放感にため息。

海を臨む高台の家


そしてインテリアセンスがとってもいいの!
海辺の家として100点満点な空間づくり。高台は塩害も受けにくいし、見晴らしもいいしね。

色づかい素材づかいたまりません♪


おや? ベランダのテーブルにいるのはヤモリ?
あまりにキレイでもしや置物かしらとしげしげ眺めてたら、クルってこっち振り向いた!! 

ゲッコー Gecko は幸運を呼ぶ家守(ヤモリ)


プールできゃあきゃあ傍若無人にはしゃぐ子供たち。オーナーさんの親戚の子たちが、ここで年末年始を過ごしてるのかしらね。

カイルア・コナで

ちょうどいい時間帯だから、ビーチでも眺めに行こっか!


車でお出かけ。この辺りの高台にはお花がいっぱいの瀟洒な家が多く、道も広く綺麗に整備されているの。土地高そうだな・・・。

夕方のMagic Sands Beach Park

訪れたのは、まもなく夕暮れ時を迎えるマジック・サンズ・ビーチ


明るい緑みの青と、薔薇色に染まる砂。美しいねぇ。
まさに魔法をかけたよう。
一日通して暖かかったお天気にも感謝だね。

しばし、この景色に見惚れる。

お腹減ったらJackie Rey’s Restaurant

でも・・・なんか・・・お腹、減ったね??

美しいビーチを前にして、腹時計の鳴り始めた二人。で、予約より1時間も早いけど、
Jackie Rey’s Restaurant に前倒しで来ちゃった

ハワイ島はオアフと違いそこまで観光化されてない分、元旦からお休みのところが多いのよ・・・空港から北側の大型リゾートホテルが集まるワイコロアなら、さすがに食いっぱぐれるようなことはないみたいだけど。

本当はココにも元旦ディナーで来たかったんだけどね、その日はお休みなんだって。それで今日にしてもらってたの! すぐに入れてもらえてラッキー!


ここのメニューは彩り豊かで食欲刺激されちゃうものばかり!

しかも、早く来たおかげで18時頃からのマジックアワーも存分に堪能。
見て、このパープル&ピンクのグラデーション!!

ワァ~~オ♡


ビーチエリアからは少し離れて少し高台になるせいか、素晴らしい空を見晴らしながらのお食事は最高✨

ただ、お味は案外ふつう・・・。
なのでデザートは、違うお店に向かうことに!
(アメリカは屋外での飲酒は禁止だけど、軽い飲酒後の運転はOKね😊)

ついでにGypsea Gelato

目指したのは海岸沿いのアリイ・ドライブに面した、ジプシ―・ジェラート Gypsea Gelato。ハワイ島内にもいくつか店舗があって、夜なのにみんな列を成してて大人気! 高校生くらいのスタッフが何人かで切り盛りしてる。

大人気のジプシー・ジェラート


ゴハンでお腹いっぱいだったから、シュガーコーンは泣く泣く諦め、カップでコーヒーとココナッツの2種類にしたよ。

ウン、なかなかおいしいゾ😍♡♡♡


んーでも、日本のジェラートとそんなに違いはないかな?
トミーいわく、ニューヨークやロスみたいな大都市ならともかく、アメリカでは美味しい外食ってそんなにないんだそうな。

✨めっちゃ感動✨とまではいかなかったけどやっぱり、景色や雰囲気も加わって気分は上がる⤴⤴ね!!

命綱は大型スーパーSafeway

ホテルに戻る前に、24時間営業の大型スーパーSafewayへ。

カイルア・コナの生活を支えるSafeway


住宅地周辺って自販機もコンビニもないから、コーヒー1杯飲むにも結構不便なのよね。ホテルにコーヒー豆置いてあるんだけど、セルフのコーヒーミルの使い方が謎過ぎて無理だった💦

このエリア、年末年始に閉まるお店が多いから、車で行くスーパーが命綱・・・レスキューおやつとお水を買ったよ。

コンビニやスーパーはガスステーション(ガソリンスタンドとは言わない)と必ずセットみたい。でっかい駐車場はもちろん何時間でもタダ(たぶん)。

量り売りの食材もズラリ


ところが、
ココからのトミーの運転🚙がちょー危険

あたしが「右・右・みぎー!」って騒いでるのに、「オッケー」って言いながら左に曲がっちゃったりするの。微妙な時差に眠くなり、すっかり集中力を削がれている様子。

飲酒運転・・・いや、いつものおねむ運転😪?

危ないよ、しっかりして!
あとちょっとだから目醒ましてー!


助手席でプンスカしながらも、まだ自分では右車線の道路を走る勇気がない、ハワイ島第1日目なのだった。


空から見えた太平洋のゴミ
 ハワイに近付き窓から太平洋を覗いてみると、んん?? あちこちにゴミが浮いてる・・・。

見えたのはまだ漂流中のゴミだったけど、ハワイ周辺の流れの淀む部分に漂流物が巨大な集積を形成している「太平洋ゴミベルト」(参考記事)は、アジア圏の漁業関連ゴミが中心なのだそう。中でも日本製の網などが最も多いとか。

太平洋のこの様子を初めて目の当たりにして、かなりショックを受けたあたし。各国が協力して回収に挑んでいるそうですが、まずはゴミを垂れ流さない!を徹底していきたいね😢


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