- Thu, 14 Aug 2025 -
1 朝焼けのブライス・キャニオン
2 ベガスまで4時間263マイル
2.1 飽きないアメリカン・ドライブ
2.2 バター・バーガー@Culver’s
3 後半戦はロサンゼルス
3.1 Red Line Venice
3.2 曇り空のビーチをお散歩
3.3 サンタ・モニカの夜
朝焼けのブライス・キャニオン
早朝5:00。
暖かい部屋の窓を開けてみると、本当に冬の冷気!! 半信半疑でダウン持ってきたけれど、やっぱり要るんだなぁ。
長袖・厚手スパッツにダウンジャケットを重ねて、まだ日の出前の早朝にチェックアウト。すでに朝焼けに向けて車で待機している人が結構多い。

明るみ始めた空にいくつか明るい星が残っている。天体観測に最適のブライス・キャニオン、夜はたくさんの星が出ていたんだろうか。
Sunrise Pointの駐車場でエンジンを止め、人が増える前のまだ暗い冷え込んだ高地へと足を踏み出す。

東からの日の出に反射してフードゥーが目の前で輝きそうな、展望台右(西側)の隙間にあたしたちも陣取った。すでにほとんど隙間なく人が手すりに並んでいる。

近くのボードでフードゥーの形成される様子を学んだりしつつ、ひたすらご来光待ち。
こういう時じゃないと英語の説明読まないし😆

風もかなり強く、待てば待つほど寒さが染みる。まだかまだかと足踏みで体を温めつつ、体感的には12-13度くらい? 普通のTシャツ短パンで来ちゃった人たちは。戻るワケにもいかずちょっと辛そうだね。

ついに6:42、日の出の時間に。
空は白んで来たものの、東側の山が邪魔して、まだ太陽の光は届かない。
10分ちょっと経った頃、ようやく朝焼けがフードゥーを照らし始める。

まるで朝の斉唱を奏でるかのように、円く整列したフードゥーが刻々と色を変えてゆく。
新しい朝がやって来て、
また新たないのちを吹き込まれたように。
炎がその勢いを増していくように・・・
なんという景色。
夕焼けは光が届かなかったから、朝もまた無理なんじゃないかって思ってたのに。
もう一カ所、あの心動かされたポイントにも行ってみよう!

もう少しで滞在時間もリミットだ。
時間勝負の車移動、森を駆け抜け、風吹きすさぶ展望台への小道を走り・・・
ここでもまた、壮大な朝のコーラスが視界いっぱいに映り込んできた。

びゅうびゅうと音を立てる天空の見晴らし台で、心の奥底から感動がじわじわと高まってゆく。
時の流れが作り上げた、大自然の赤きアンフィテアトルム。忘れ得ぬ、素晴らしい巡りあわせ。。。
🏠アメリカ国立公園のロッジ体験🌲
ザイオン・ロッジとブライス・キャニオン・ロッジ、どちらも国立公園内ロッジということで、部屋のつくりはとても似てるのよね。山登りのギアやスーツケースを広げるにも十分過ぎるゆとり。寝心地のよいベッド、デッキやゆっくり過ごせるチェア等も同じく。ブライスの方はザイオンに比べ古さは感じたかな。
でもブライスは夜間寒い土地柄もあってか、バスルームも含め暖房がよく効き、バスタブの心地よさもGOOD✨ レストランその他の施設はザイオンに軍配。シャトルや案内板もそうですが、ユーザー視点でよく考えられた細やかな管理姿勢が感じられ、安心してアクティビティを楽しむことができます。
シャンプー・コンディショナー・ソープ等は、どちらの施設もエコフレンドリーかつ予想以上にとても質のいいもので、旅では持参の日本製を使うことの多いあたしたちも、備え付けのを使わせてもらいました。アウトドアの疲れを取るにはもってこい! 難は両者ともWiFiが不安定というところだけど、自然を体感しにくる山エリアでは、致し方ないところもあるのかと。
どちらも宿泊後に細やかな質問の並ぶアンケート依頼が送られて来て、それをフィードバックすることでより良い運営に繋げてるんだろうなと思いました。アメリカ国立公園の魅力を身近に感じられた旅の前半戦なのでした😊
ベガスまで4時間263マイル
7:25頃、時間押せ押せでようやくブライスを後にする。ここからは昼過ぎのベガス発のフライトに間に合わせるべく、約4時間のタイム・トライアル!
しばらく続く細い63号は、キャンピングカーがノロノロ走って渋滞作っちゃってて、焦る焦る💦 うまくタイミングを見計らい、一気に追い抜きをかけた。
キャンピングカーの旅
アメリカでは定番らしいキャンピングカーのレンタル。ユタ州にいると、かなりの頻度で出逢うのだけど、これに寝泊まりしてリーズナブルに国立公園を周るファミリーが多いみたい。
アメリカ大自然.comではそのあたりのリアルな情報が満載。キャンピングカーだけでなく、国立公園についてもいろいろ詳しいです! グランドサークル絶景の旅をしたい、その写真をたっぷり残したい人はぜひ覗いてみてね。
飽きないアメリカン・ドライブ
来る時通ったマウント・カーメル・ハイウェイ(9号の一部、有料だけど1W以内ならザイオンのチケット見せれば通れる)ではなく、高速区間が多く最短時間で走れる北側から周ることに。

この北に向かう道のりも、今までと違う景色で楽しい!
緑の山並みや牛の放牧が、また別のアメリカの姿を記憶に残してくれる。

さぁ、インターステイト15号!! さらに爆走度UP😆
広大な西部地域では、もともと都市部や他の地区に比べ制限速度が引き上げられていて、15号はおおむね時速80マイル(約130キロ)と、かなり快適。自己最高記録も更新。
それ以上出したら捕まるから!
そしたらフライト間に合わない💦
アメリカは土地が広いから車はひとり一台持ち(公共交通機関のある都市部を除く)、16歳になるとヘタクソでもみぃ~んな免許取って車買う。車検なし、各人の責任において車をメンテ・・・つまり、安全性においてかなり個体差が大きくなるわけだけど、道路が広いからなんとかなってるんだって。自損はしても、巻き込みによる物損や人身事故は起こりにくい。
田舎のこの辺りは、道路のひび割れがそのままだったり、タイヤや積み荷の落し物もちょくちょくある。道路管理はもちろん行われているんだけど、あまりに道路が長過ぎて十分に手が回らないらしい。
落とし物にハイスピードで突っ込まないよう、よく見ながら走らないとね。時々斜めに滑ったタイヤ痕なんかもあって、もし居眠りとかで道外れたら、ガタガタの平原地帯に思いっきり突っ込んで車ごと転がるんだろな・・・。

気温もどんどん高くなって、パーキングエリアで冬仕様から夏仕様に早着替えし、再度エンジンスタート!!(もはやレース…)
あ~でも日焼けする💦 左ハンドルで東からの陽射しがもろに腕に当たる。そして暑い。
うかつだった、今日は車の中だしって日焼け止め塗ってない。
オートクルーズにして
手を日陰におろしたら?
ちょっとちょっと!!
いくらオートクルーズでも、このスピードでハンドルから手離すなんてあたし的には有り得ないから💦
バター・バーガー@Culver’s
こうして2時間ほど爆走を続け、小休止はセントジョージのちょい手前、ワシントンのCulver’s!
BUTTERBURGER(バターバーガー)っていうのとデザートが有名なチェーン店で、トミーが中西部でよく食べていたんだって。
10時の開店15分前だったんだけど、ちょうどスタッフさんが出勤してきて、待ってたあたしたちのオーダーを早めに受けてくれたの✨
ここはやっぱりバターバーガーセット一択でしょ!!

注文を受けてから作るのがウリだそう。大きなカップもらってドリンクバーで、懐かしのMellow Yellowを紅茶で割って悦に入り、待つことしばし・・・。
そしてバーガー🍔到着!

か・な・り美味!!
う~やっぱ米国の牛肉は味わい深くてさすが! それにどうしてハンバーガーって、甘いドリンクが合うんだろうな~~~。
はじめて食べたアメリカのハンバーガーが、これで本当に良かった😢 美味しかったよ~✨
で、意気揚々と駐車場に戻ったら、車のキーをトミー先生に取り上げられた!
でも141マイル=227㎞アクセル踏みまくったので、満足♥

ユタからアリゾナを経てネバダに入ったあたりで、いつの間にかスマホの現在時刻も1時間繰り下がり太平洋夏時間に。
食べた後はおねむリスクMAXなトミーを助手席から必死で鼓舞しつつ、最後の山間地帯を抜けていく。

キャーすごいすごい!!
写真だと伝わりにくいけど、周囲360度ぐるっとこんな感じだから、すごく興奮するの!

ブラボぅ、Nevada!!
最高のFun to Driveをありがとう♡♡♡
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