North, South, East and West ーあたまの中を旅しよう。

  1. LIFE

食べるコトは生きるコト。生きるコトは……


お鮨にしゃぶしゃぶ、年越し蕎麦&天ぷら、明けておせちにお雑煮、舟盛、和朝食、ときどき絞ってワインと前菜&チーズ。

いや~、すっかり下界に降りるのを忘れてたね。

だって数カ月ぶりのランデヴーで一緒にいただくお料理は、どれもとびきり美味しいんだもん✨
世界中の誰よりも天国に近いところにいたかも。。。


そして……
あのダイエットももちろん台無しに!!

ワイン飲みながら彼が海老の下ごしらえ
美味し過ぎてほとんど残らなかった♡


やっちゃった……けど悔いなし。
ダイエットはまたやればいいし……

人生、やっぱ食は大事だよね!!
って、食いしん坊のあたしたちはしかと再認識したのでした。

食いしん坊は生まれつき?

母はだいぶ前から気付いていたようです。
どうもうちの娘は、美味しいものを食べている時がいちばんしあわせそうだと。

たしかに


地球の裏側同士でLINEしている時も、あまりにあたしが食べ物に夢中なので、
「僕の一番のライバルは食べ物」
と旦那さんは思っているそうです。

えっ、人間の男じゃなくてそっち? ちょっと!!

しあわせバロメーター振り切れそう


人間、美味しいものを前にするとこんなにしあわせな顔ができるんだな、って自分でも写真見てしみじみ思います。
というか、あたしが食いしん坊なだけ?

もとは “団子より花” だったはず…


でも20代くらいまでは、絵を描いたり展覧会で心動かされたり、キレイなものを見て感動するたびに、すーっと全身が幸福で満たされて同時に食欲を忘れるのを感じてたのね。

ドライブに行っても、海外を旅しても、そこでの食に執着はなくて、時間がなければ食べなくてもいいやって。実際ごはんを抜くことが多かったし。食の楽しみは、どちらかと言えばご褒美的に食べる大好きなアイスクリーム。

綺麗……これだけでお腹いっぱいだけど
ジェラート食べたらさらに♡♡♡

おうちごはんも、仕事から帰って15分で作って食べられるもの限定で、たいしたレパートリーもなく……

それが、いくつかのステップを経て変わっていくの!

きっかけは千葉県での食環境

まずは銚子近くの病院に出向していた時のこと。

お魚は食べづらいからキライ、チーズも臭くて無理、雲丹とかフォアグラとか気持ち悪いから勘弁してってお子ちゃま味覚だったあたしのために、部下の子が居酒屋で煮魚の身を1匹分、きれ~いに取ってくれたのね!

おそるおそる食べてみたら、これが本当に美味しくって✨

手ほどきをしてくれたありがたい部下たち♡


魚食べられないって、人生の半分くらい損してますよ
綺麗に頂くということは魚との対話です

って彼らは目を丸くするあたしに説いてくれた。

千葉県ってお魚だけでなく、畜産も狩猟も、ハーブも盛んで農作物も豊富だから、ひじょーに食が豊かな土地柄なのよ。地産地消で十分にグルメが堪能できるの。
(そんな土地だからこそいろんな咬傷の治療を経験したよね。豚とか馬とか……あ、馬は乗馬用か)

食材が豊富で安い=お家ごはんが主流。その中で生き残っている少数精鋭の居酒屋やレストランは、どこも安くて美味しい!
いろいろと学ぶところが多かったよね。不味くて高いところもしばしばの東京とはえらい違い……。


そんな環境で数年過ごして、少しずつだけど料理のレパートリーを増やしてみたり、食わず嫌いはよくないな、なんて思ってそれまで口にしなかったものもトライし始めたの。

舌の確かな男との出会い

そして数年後、付き合った男性が、食に一家言持っててね。

自分の舌での判断が正確なの。むやみに高級なものを好むことなく、人の意見に惑わされることもなく、素材の良さや旨味を自分の舌で的確に捉えて、自分なりのスケールで良し悪しを判断できる。

そうして選んだ食事が、結果的に栄養バランスとしてもよかったりするんだよね。彼は栄養の知識も特別持っていないのに……ふむふむ。

好きなシェフに聞いたパスタ作りのコツや、美味しいドリップコーヒーの淹れ方も、おうちごはんを作りながらレクチャーしてくれました。


誰かに美味しく飲んで欲しいから、ちゃんとプロセスを踏む、するとその時間さえおいしく豊かになる。これは二人でなく一人で食べる際も、きちんと成り立つルール。
それって正しい食の楽しみ方だよねって。感覚的だけど、すごく知的。

ほどなく別れることにはなったけど、この姿勢と考え方を教えてくれたことは今も感謝してる。

本当の意味で食に興味が沸いてきたのは、この頃からかなぁ。
この時点ですでに40代😆✨ おそっ(笑)

行動派に触発されついに覚醒

で、ここまでのあたしの素地を見事に開花させることになるのが、松倉で出会ったマイマイ(田村女史)

たぶん、彼女にその気はなかったんだろうけど、迷いなくどこへでも行き貪欲に食す行動力と食への執着には、なんというか一緒にいて清々しさすら覚えて触発されたよねぇ。

24hr台北弾丸ツアーの朝食


「だって先生、一生のうちあと何回、ごはんが食べられると思う?」

と真面目な顔でのたまう彼女は、毎回の食事を必ず写真に収めてる。食べる前からにやけるあたしと違って、彼女は食べて美味しいと口元が緩んでムフフ♪って感じなの。

でも美味しいもので笑顔になっちゃうとこは一緒よね♡


ワケも分からぬまま誘われて、いつの間にかお料理教室に足を踏み入れていたりしたなぁ。

誰も無駄口たたかず真剣にメモ
みんな筋金入りの食いしん坊に違いない
こんなに美味しいものを自分が作ったなんて♡

食いしん坊、発進!

こうして次々味覚と技術を開発しながら、栄養やホルモンといった仕事で学んだ食関連の知識がこれを補強し、現在のあたしが生まれたワケです。
もちろんまだまだ、食の道は半ばだけれど。

糖質を減らしながら美味しく食べるために、おかずサラダや具だくさんスープなんかがレパートリーに増えました。代謝が上がって体調もいいし、便秘も肌荒れもたるみもずいぶん解消された。チーズも今はワインのお伴に欠かせないし、美味しければレバーやフォアグラも喜んで食べます。お魚もいっぱい食べるようになった!


それでも、

「世界にはまだまだ、美味しいものがたくさんある……✨」

と、新たな発見にいまだ感涙することしばしば(笑)
食べられることに日々、感謝・感謝です。


こうなると、人も巻き添えにしたくなるのが道理。

おいしいだけでなく元気でキレイになるための食習慣が、料理下手な家族や、ひとり暮らしの人たち、体の不調に悩んでいる誰かにも身に付くように、これからもちょっとしたアイディアを届けられたらいいな~なんて思う毎日です♡


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