とことこ歩いてクアダイビーチ
帰りがけにジェラート屋(美味しいが観光客価格)でひと息ついたら、旧市街の外でGrabタクシーを拾い、いったんホテルへ。いそいそと水着に服を重ね、歩いてクアダイビーチ Cua Dai Beachに向かう!
週末だからなのか、住宅街を歩いていると大音量のカラオケと人のワイワイ騒ぐ声があちこちの家から聴こえてくるの。なんか、昭和の日本を思い出すなぁ。
トゥボン川の支流?を越えて、そろそろ海辺の商店街が見えてきた。
いや、ほとんど人がいないよ?
でも確かに、クアダイビーチに到着!!
もし日が差してたら・・・入ったかもしれないけど(水着一応着てきたし)、さすがに寒いから足だけ浸かる(笑)
っていうか、ひとっこひとりいない。浜辺も狭くて、すぐ波にさらわれちゃいそう!
周りの建物にもひと気がなく、中には真っ黒に錆びた鉄骨の骨組みだけの状態で野ざらしの巨大な建物まで。どうしちゃったんだろう?
ほぼほぼプライベートビーチで、濡れて砂だらけの足を乾かして払いながら、日が沈む一歩手前までふたりのんびり海の香りを楽しむ。
そのうち満ちて来た波にさらわれそうになり、ギリギリで退散。。。
☑かつてのクアダイビーチ
あとから知ったのですが、美しかったクアダイビーチは2016年の台風で白い砂浜がさらわれてしまい、防波堤を設置して景観が悪くなったり、狭くて寂れた雰囲気に変わってしまったのだそう・・・。だからビーチ近くのリゾート施設も荒れ果てたまま放置されているみたい。もちろん、暖かく日光を浴びられるオンシーズンには、シーフードを楽しみビーチチェアで日光浴をする観光客で賑わうそうです!
ベトナムの日常
そろそろ暗くなり始めた帰り道。
普通の家もときどき、建てるの止めたのかな?って感じに、スケルトンのまま無人で放置されているみたいなの。資金難でかな?
住宅街に入ると、小さなバイクや自転車に乗った子供達の集まってて賑やか! 学校帰りかな?
ベトナムは拠点間の距離があるから、スムーズな移動にはバイクが必需品みたい。でも子供も乗れちゃうみたい。免許はどうすんだろ??
アンヴィラの細いアーケードを抜けたところで、隣の庭にたくさんのニワトリ🐓🐔がいて、エサをつついてる。小学校の頃うちにもチャボがいて、学校から帰って来ると、砂浴びや親鳥がヒナに餌を教える様子を何時間でも眺めてたなぁ。
懐かしくって触ろうと近付いたら、あっという間にちりぢりに逃げられた💦
ヴィラの周りに漂う金木犀のような香り。朝出た時よりも今の方が香りが際立っている。
調べてみたら、ドラセナフラグランス・マッサンゲアナ、別名 ”幸福の木”。数年に一度、夜に白い花を咲かせ、金木犀に似た芳香を放つのだそうだ。”フラグランス” も香りにちなんだ名だけれど、同じように和名も「ニオイセンネンボク」。
花言葉は「永遠の愛」「隠し切れない幸福」・・・”しあわせ” にちなんだものが多いみたいね。それがちょうど花を咲かせてくれているなんて、素敵すぎる😊💐
食べきれるか? ゴージャスBBQ
さて夕食はお楽しみのバーベキュー!! 自分たちでやるのかと思ってたら、キッチンスタッフが作ってくれるらしい。ラクチンだな~♪ と思ってたら、まず出てきたのがコチラ。
えっ!?
これだけで1食分くらいあるよね?
しかも、
このガーリックブレッド、凄く美味しい!!
と、考えなしにバクバク前菜を食べるダーリン。
ちょっ、まだこれから本番だから!!
そこへ、これから焼く材料を見せに来てくれたスタッフさん。
BBQは3ランクあって、確かに全種類入った一番高いヤツ頼んださ。でもホラ、種類増えて値段は高くなっても、全体のボリュームは調整されてそんなに増えないと思ってたし・・・そもそもサブディッシュが多過ぎるし!!
あの・・・これ・・・
本当に2人分?
目を点にして恐れをなしているあたしたちにウフッと微笑みながら、
「あちらで焼いてきますね♪」
と動じないぽっちゃり系スタッフさん。あぁ、待って・・・。
前菜を懸命に食べている間にも、庭の向こうでじゅうじゅう音と煙を立てながら、二人がかりでどんどん焼き上げてる。スタッフさんが両手で抱えて持ってきた、これまた巨大なバナナリーフの上に、現在調理中のビーフ以外すべてズラリと勢ぞろい。
これ・・・どう見ても、
6人前くらいあるよね???
それでも食いしん坊のあたしたち、最初は快調に飛ばしてた。
だって、マリネで下味付けた豚さんが美味! スペアリブも柔らかくて食べやすいし、何より炭の香りがとっても香ばしいの。鶏と野菜の串焼きもジューシーだし、海老もボリュームあって食べ応えたっぷり!
美味しいね!!
ウン、美味しい!!
で、たまにサラダやこれまた激ウマなフレンチフライをはさみながら、頑張って食べてるんだけど、食べてるはずなのに!
ぜんぜん減ってる気がしない。。。
そこへ最後のビーフも「どうぞ~♪」というスタッフの明るい声とともに、バナナリーフの上に追加投入。
Σ(゚Д゚)ハゥア!!
ほら、ベトナムって中国の影響が強いじゃない? ゲストが残すくらいいっぱい出すのが、歓待の証だと思ってるんだよきっと。だからもし残しちゃっても、失礼にはならないはず・・・。
そうやって自らを鼓舞して一心不乱に食べ続けたものの、
あたしはついにギブアップ。
もう胃袋に隙間がない。別腹も使い切った。あとね、噛むのに顎が疲れちゃって。日本のビーフに比べるとベトナムのは硬いからね。
残っているものをてきぱきとお腹の隙間に詰め込んでいくダーリン。頼もしいわ、頑張ってあなた・・・。
なかなか減っていかない様子を見て、
「焼き直して温めてきましょうか?」
と笑顔で訊いてくれるスタッフさん。
いや違うのよ、そういうことじゃないのよ。
収納可能量を超えてるだけなのよ。
部屋に戻ってから、二人してしばらくベッドから動けなかったさ・・・。
欧米人の方々は、これをちゃんと完食できるのか? われら日本人、まだまだ修行が足りぬ・・・と思ったホイアンの夜なのだった。
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