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Vera Wang 銀座本店

2020/10/19 ヴェラウォン銀座本店 

トップバッターはVera Wang。自身の結婚式で着たいドレスに出逢えずオーダーメイドした経験から、中国系アメリカンの彼女がのちに立ち上げたのが、ウェディングドレスの代名詞にまで上り詰めた”Vera Wang”。裕福な家庭に生まれ育ちVogueで長く経歴を積んだ彼女らしく、モード感ある斬新なドレススタイルが特徴。繊細な生地をふんだんに使っており、レンタル主流の日本においても完全オーダーを貫いて、質の高いドレスを花嫁に届けています。

すべてオーダーなので、納品まで半年はかかるとの噂。試着予約もおよそ2カ月待ち(コロナ禍だったのでこの時はもう少し早かった)。

昔から憧れだったヴェラ・ウォンの”Diana”をいちばんはじめに試したい!と、式場が決まった後、2カ月の即席ダイエットを経て試着に臨みました。


ちなみにDianaはこんなドレス✨

夜更けの滝を流れ落ちる月の雫のように、かさなり合う切りっぱなしのチュールが予測不能な動きを見せる、センシュアルなボールガウンです。黒やモーヴグレーの太いリボンをアクセントにつける着こなしもよく見かける。モデルの梨花さんが結婚式で着たことで有名ね♡


49歳にして(挙式時には50だ…)初めてのドレスショップ。しかも憧れのヴェラ・ウォン! 雨の中傘をたたんでドキドキしながら扉を開けると、涼やかな顔をしたスタッフが数名。

皆すましていて緊張しちゃったけど、担当の方はフレンドリーで笑顔。

カルテを細かく記入して、ホワイトドレスが映えるダークな店内に吊るされたたくさんのドレスから、Dianaはマストとして他にはEstherGemmaPandoraをセレクト。

※トップの写真は現在の銀座本店、試着は移転前の店舗です。

Diana

とにもかくにも、まずはDianaからいきましたよ。それが最大の目的だしね! ところが・・・

んん???



えぇっと・・・
なんか思ってたのとだいぶ違う・・・。



即席ダイエット後とはいえ、この時点でサイズはUS8(13号)。US4(きつめ9号)の試着ドレスは背中がまったく閉まらない!!
ファスナーが閉まらないので、ボディもラインが出るどころか寸胴感が半端ない。当て布をしてクリップを駆使し留められているものの、ゆるいのでかなり着崩れが。

これは、似合う・似合わない以前の問題?


試着ドレスは生地がかなりへたっているそうで、Dianaのような繊細なふんわりシルエットが魅力のドレスだと、どうしても本番のイメージが沸かない。。。

ヒール履いて180㎝にもなると裾が浮き気味になり、ボールガウンらしいぽわんとした釣鐘シルエットが出にくいのも一因。

しかも髪上げが不慣れな上に雨で崩れかけてて、余計にドレスに似合わない。せっかくDiana着るなら、もうちょっと似合うようにしてからにするんだったーーー💦

Esther

机上検討では筆頭候補だったDianaの不発があとを引くなか、2着目はEsther。


え~~、これは好きかも!!
アイボリーの色合いもいいし、レースの美しさも際立ってるし、Aラインの清々しさと華やかさが同居する一着。
え? これ今日のドレスの中で一番高いの??

顔が濃いせいか(エキゾチックって言われる)、Dianaみたいにふんわりシルエットより、どこか潔い部分があるデザインの方が、差し引きバランスがとれていいのかもしれない!

Gemma


アイボリーからオフホワイトへの色の変化がついたお花のようなマーメイドGemma♡ 女性を美しく見せてくれる計算され尽くしたデザイン。Blushというピンクのものも、お色直しとかで人気が高いんだよね~。

だいぶ歩きづらくて候補には残せなかったいけど、肩とお尻が張ってるから、マーメイドはやっぱり似合う体型かもなぁ。

Pandora


すりガラスみたいな重なり合いの中にレースが潜む、ミステリアス&ガーリーなPandora。意外とこういう質感のもいけそう。キャラとは違うけど。

素敵なドレスいくつも着る中で、ようやく笑顔(笑)


肩幅強調しないビスチェ型を多く試着したけど、どれも背中のあきが直線的で、チャペルで後ろから見られた時に綺美しく・・・という観点では作られていないのかもしれない。前や斜め前からがいちばん綺麗に見えるデザインが多いな。

それと少し連動するけど、欧米型の凹凸のある体にはあまりフィットしないかも。Iライン型のスリムでまっすぐなタイプに向いている。ボディのカッティングがシンプルな直線ラインなのは、デザイナーがアジアンのルーツってこともあるのかな?

オーダーで大きめサイズを取り寄せてからフィッティングしてお直しするってことなので、そこで合わせること前提かもね。

ビスチェ部分は直線的なカットが多い


Estherは一番素敵だったんだけどその分お高くて、試着したクリスタル付きでなんと200万(@_@;)
Dianaは80万ちょっと。さすがに強気なプライス!
この2つだけ見積もらいました。消化不良感でいっぱいだけど。。。

前撮りと本番の2回とも、どうしてもお気に入りのVera Wangで!!っていうんじゃなければ、さすがに割に合わない気が。使ったあと誰かに譲ること前提ならアリかな? 年2回開かれるTRUNK SHOWで契約するとかなりディスカウントがあるという話なので、本気で考える人は行ってみるといいね!

人気モデルはフリマサイト経由の売買が結構あるし、Vera Wangのドレスみたいに高度な技術が必要なものでもプレス(使用前にアイロンを当てて形を整える作業、4-5万らしい)を引き受けてくれる業者もある。

でもドレスって、使用後のクリーニングの仕方や保管方法や期間に状態が左右されるので、そういったことも含めてusedを手に入れて着るのって、それなりにチャレンジングな選択になるよね。


移転前の店舗ではこんなショーケースに小物類が飾られていました♪

そのほか気になっていたドレス

残念ながら試着の準備がないドレスも多く、可愛すぎて試着前に諦めたものも・・・日本では花びらいっぱいのヘイリー(写真)や、格式高く濃淡ストライプが写真映えするリーゼル、誰でも可愛くしてくれるバレリーナドレスが人気♡

Vera Wang銀座本店の印象

のちのち分かるんだけど、他のドレスショップでは、着付けが一人でうまく整わないと他のスタッフが出てきて、あれこれ協力して本番で綺麗に着こなした時のイメージが分かるようにしてくれました。

手の空いているスタッフがいるのに手伝いが入らず、ゆるゆるな状態での写真しか撮れなかったのは、実はVera Wangのみだったの。笑顔がなかったのもVera Wangのスタッフ(担当者以外)だけ。。。
受付の時、お茶を出してくれた時、御手洗いの案内をしてくれた時、どの方もニコリともしませんでした。

(モード系トップブランドとしてのプライドがそうさせるのかな? 申し訳ないけれど、そこが残念でしたと後から苦情入れました。それくらい嫌な印象が残った💦)




この日は雨の中、3店舗周る強行スケジュール。不慣れな中で4つも試着したので、だいぶ時間が押しちゃったな。

ちょっともやもやした気分を抱えて、次のマリアラブレースに急ぎ向かいます!

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