式場決まったたら、次にしなくちゃいけないのはドレス決め!!
でも、ヒール合わせて180㎝・11号サイズのあたしは試着ドレスが入らなかったり、裾が上がってカッコ悪かったり……。トールサイズ・プラスサイズのレンタルドレス選びって、選択肢がすごく限られちゃうの!
屋外前撮りに使わせてもらえるドレスってなると、さらに少ない💦
撮影前にいろいろと小物も合わせてみたいし、順調にダイエットが進んでいるか、ときどき着て確認もしてみたいんだけど。。。
そんなことから、あたしは前撮り用に海外のowned dress(second hand/used)を個人売買で手に入れるという裏技に手を出しました!!!
おすすめ海外owned dressサイト
日本ではレンタルが主流のウェディングドレス市場。けれど住宅スペースが広く、体型の個人差も大きな海外では、ウェディングドレスは新品を買うのが普通です。
このようなライフイベントでは、
けちらずバァーン!!とお金を使うお国柄もあるようで・・・。
コロナ禍でウェディング自体が中止になり、新品ドレスをそのままworld-wideな売買サイトに出品している個人/店舗も今は多いね。
検索するといろいろ出てくるけれど、ドレスの豊富さと使いやすさ、支払いの安全性から考えると、おすすめできるのは以下の2サイト。どちらも前撮りドレスの購入で利用しました😋
国内の試着で気に入ったドレスのサイズがないとか、レンタル代が高過ぎると思ったら、まずはブランドやドレス名でサーチしてみて!
Label =ラベルサイズ(通常USサイズ表記)
Street =着用者の普段のサイズ
Length =適合身長(ヒール込みのフィート’ インチ” )
170㎝ ≒ 5’7” 180㎝ ≒ 5’11” 183㎝ ≒ 5’12” ≒ 6′
Still White
システムがしっかりしており、ドレスも検索しやすく比較も簡単。日本で人気の高い、Vera Wangの大きめサイズなんかもある。プロノビアスなんて山ほど出ている。
10万以下で見栄えのよいものや、少し難ありの有名ブランドものも!
多少難ありでも、かえって気兼ねなく屋外前撮りなどで着られる利点あり。前撮りって細かいところは写らないし、必要なら今は写真の修正だってできるからね。
個人的にはVera Wang、Lazaro、Rue De Seine、Riki Dalal、Berta、Yolan Cris、Eva Lendelあたりが見ごたえあったな~。ぜひぜひ♡
Pre Owned Wedding Dresses.com
もう少し規模は小さくなるけれど、Still Whiteに出ていない掘り出し物がけっこうある(両方に出しているSellerも多い)。少しサイトは使いにくいけれど、頑張って探すだけの価値はある。チェックしてみて!
海外ownedを買う時の注意点
リーズナブルに憧れのドレスが手に入る一方、手間暇はそれなりにかかる海外サイトでの個人売買。ポイントを押さえて、賢くお買い物したいよね!
Sellerの説明はかなりアバウト
売り手が親切にきちんと説明してくれればいいけれど、そもそも日本人に較べ細かいことを気にしない人が多いので、聴こえのいい話の中身は7割程度に考えておきたいところ(特に欧米系、田舎住まいのSeller)。
もちろん、丁寧で細やかな人もいる!(特にアジア系、売り込みも上手い) こちらの質問にひとつひとつ的確な返事が返って来る、対応が遅くなった時にはその理由を適宜伝えてくれるSellerは、概して信頼できる印象かな。
質問にスルーしたり、放置されたり、ズレた答えが返って来る場合は、無理に話を進めてもまた支払いや発送の段階で問題が生じるので、大切なドレスを譲ってもらう相手としてはちょっと心配だよね。
個人から購入するのが不安なら、売買に慣れていて品質も期待できるdress shopからの出品ドレスだけをターゲットにするのも手。新品もかなり出てるよ!
年数の経っているものが多い
特に個人のSellerさんでは、しばらく甘い思い出に浸っていたい&新生活で忙しいためか、数年保管されていたものの出品が多いの。7~8年保管なんてザラ。使用後に、プロのクリーニングに出さず保管していた人も多い。
湿気の多い日本と違って(国にもよるけど)カビとかはあまり心配ないけれど、汗による部分的な変色の可能性は増えるんだよね・・・。
あまり細かく尋ねると嫌がるSellerもいるけれど、気になるなら詳しく状態をきいて! ちゃんとしたSellerなら、頼めば高画質で写真を送ってくれます。
変色予防と防虫には、直後のクリーニング&真空パック(酸素は抜いて窒素充填)がベストですが、この状態で出品されているSellerもいます。
保管方法がなんであれ、着る前にはあらためて形を整えてもらう方がよい素材やデザインのドレスもあるので、必要に応じて専門業者のメンテナンス(時間かかる&3-5万)に出すつもりで購入に進みましょう。
あたしはドレス到着後、つるして保管し、気になるところは自分で漂白(↓)しました。その上で当て布+低温アイロンをかけ、トルソーに着せて形を整えています✨
サイズ情報は慎重に確認!
ドレスの詳細ページには、ブランドのタグ表記サイズ(Label size)と、着用者の普段着のサイズ(Street size)が書いてあります。でも、海外の服ってさまざまな体型にフィットしやすいよう伸縮性があったりして、その人がいつも着ている服のサイズはあまり目安にならないのよ! 結構なぽっちゃりさんが、すごく小さいサイズの普段着を着ていたりするから・・・。
またサイズだけでなく、適合身長はヒールあり/なしどちらで登録されているのか(通常は「あり(with heel)」のはず)、裾カットや幅出し・幅詰めなどのお直し(arrangement/alteration)をしているかどうかにも注意しましょう。着用時のヌードサイズが分かると助かるところだけど、たいていのSellerはドレスショップで測ったはずの数値を憶えていないよね~。
それに、ブランドが異なればサイズ感も異なるし、デザインによっても多少違ってくる。
スレンダータイプのドレスはぴったりめなので無理して着るといらない凹凸を拾いやすいし、編み上げ(レースアップ)タイプは多少サイズが小さくても腰さえ入れば、あとはボディに沿って調整しながら編み上げれば問題なかったりする。
ゆとりあるサイズが安心か、ぴったりめでスタイリッシュに着こなしたいかでも、ベストなサイズは違ってきます。迷ったら大きめの方を選んで、届いてからお直しでフィットさせるという考え方もあり。
できれば国内で同じブランド(可能なら同じデザイン)を試着してみて、サイズ感を把握してから、それに合わせて海外から取り寄せるのがGOOD。ブランドごとのサイズチャートも検索して確認してみて! それが難しければSellerのサイズを伺って、着用写真のフィット感から推測してみることに。
たくさん国内で試着して、サイズ感に慣れておくといいよね😉✨ あたしはどっちかというと「小さめドレスに合わせて体を整える」でした(笑)
交渉は本気度がカギ!
文章が拙くても、こちらが本気でそのドレスを検討している、という熱意が伝わるのが何より大事。「このドレス本当に可愛いわ!すごく着たいと思ってるの」ってメッセージもらって、嫌な気分になるSellerはいない。
そうすることで好意的に対応してくれるけれど、軽い感じの問い合わせだと、返事が来ない、相手にしてくれないSellerも多いです。向こうもできれば、簡単に送れる自国内のBuyerを相手にしたいワケで。
でもね、出品してからなかなか売れず、早く手放したい!と思っているSellerは少なからずいるので、たとえ「海外発送不可」で出品していたとしても、本気で問い合わせてみるとなんとか頑張って日本に送ってくれたりします。
すべては着たいドレスを手に入れるため!! 英語が苦手でも、辞書引きつつ頑張って♡
使い慣れない支払い方法
いちばん安心感があるのはPayPal。IDを作ってクレジットカードなどで支払ったあと、商品が到着しないとか、品物に説明と大きく異なる点があるとか、トラブルの際には返金してもらえるシステムで、日本語でもサポートがあるのでおすすめだよ!
(ただしサポートに行きつくまでちょっと大変💦)
品物を無事に受け取り問題もなければ、PayPalのサイトから受け取りをcomfirmします。comfirmしないと、Seller側がすぐには代金を受け取れません。ここらへんはメルカリなんかと一緒だね。
Seller側の手続きミスなどで、このcomfirmボタンが画面に出なくて押せない時もあるけれど、その場合でも取引に問題がなければ、3週間後には自動的にSellerへの支払いが進められるシステムのようです。
Buyer/Sellerともに保護される、なかなか使い勝手よく優秀なシステムだけれど、使い慣れないと勇気がいるかも?
とりあえずID作ったら、PayPalのページ設定を日本語表示にすると分かりやすいよ✨
ドレス価格以外の諸費用
サイトでの購入に当たりBuyer(購入者)に手数料はかからないけれど、費用について注意が必要なのは3つ。
① 発送費用
② 関税
③ 為替レート/価格単位
① 発送費用
発送費用は送り先や方法によって違いますが、国際郵便(国際小包、EMSなど)が最もリーズナブル。Fedexとかいろいろあるけれど、結局比較するとそれに落ち着くので、特別な理由がなければ国際郵便でお願いしましょう。
ドレスの重さとボリュームにもよるけれど、おおむね1~2万円くらいに収まります。届くまでに数日~2週間くらいかな(コロナの影響で飛行機が欠航すると遅くなるので余裕をみてね😉)。
海外発送でも、基本的な準備は国内発送と一緒。同じ重量なら箱の大きさで料金が決まるので、ドレスの状態が悪くならない程度にコンパクトに梱包してもらえたらベスト。
梱包までしたところでサイズ・重量を測って料金計算をしてもらい、この料金とドレス代を合わせてPayPalなどで発送前に清算をします。
初めての国際発送で難しいのは発送票のフォームの埋め方なので、Sellerが慣れていないようなら、ネットで紹介されている書き方例の画像などを送ってあげると安心してもらえます✨
② 関税
個人輸入でも、以下の✅項目を足した金額が必要です。
✅ 個人輸入の課税価格=商品の小売価格の60%×関税率
→衣類および衣類付属品で20万以下のものは簡易税率適応で10%
→20万以上だと相手国などにより異なるのでこちら(大きくは変わらない)
✅ (課税価格+関税)の消費税10%
✅ 通関手数料
関税は、課税価格が1万円以下であれば非課税(つまり個人輸入で16,666円以下のもの)。
ただし、課税価格は発送票に記入されたドレス価格を基に計算されるとは限らず、税関で中身を評価した価格に対してかけられるので、事前に予測した額と変わることがあります。
これに消費税(課税価格と関税額に消費税率10%をかけたもの)と、通関手数料200円(郵便の場合)が加算。
手数料は国際宅配業者(Fedexなど)の場合、料金に含まれていたり、率が決まっていたりといろいろです。
でも心配ご無用! 計算は向こうがやってくれて、全部でだいたい商品の10%くらいプラスされると思っていればOK。例えば20万くらいのドレスが送られてくるなら、2万円くらいの関税がかかる見込みです。
通関に必要な料金を日本郵便が個人にかわって立て替えているので、自宅に配達された際、これを支払って品物を受け取ります。(もし関税額に納得がいかない時は、申し立ても可能😆)
為替レート/価格単位
ドレス価格にも関係することではあるけれど、US$だと日本円=ドル価格×100×1.1~1.2くらい(2000$=23万とか)。当然レートによって変動するので、買う前に相場の確認を!
あとたまに、Sellerの設定によってシンガポールドル(S$、SGD)、オーストラリアドル(A$、AUD)、ポンド(£)などで価格表記されているドレスも混じっているので、単位にもちょっと注意ね。
海外owned購入のメリットとは?
一見難しそうだけど、手続きや料金が日本の場合と異なるだけで、基本は一緒です。頭から離れない ”運命のドレス” に出逢ったら、チャレンジする価値はあるよ!
ただし、ドレスショップでのレンタルは、ドレスの保管やメンテナンス、小物コーディネイト、着付けのノウハウ、当日の所作や歩き方の指導、式場までのドレス&小物一式の送付・返却などすべて含まれたお料金。
そこも含めて考えた上で、どのドレスにするか判断する必要はあるかな~と思います✨