- Thu, 28 Dec 2023 -
1 成田からダナン入り
2 鉄板アプリGrab
3 憧れのCitronでかんぱぁ~い!
3.1 美しきインターコンチネンタル・ダナン
4 大好きTA Danang Boutique Hotel
5 雨のダナンを歩いて
【おまけ】予習!ベトナムの王朝
ただいま最終のNEX(成田エクスプレス)で移動中。クリニックのビルの工事のおかげでもらえた、長い年末年始をはじめて海外に過ごすべく、成田に向かってる。
いやもう、円安でどこも高いし長時間のフライトしんどいし・・・近場アジアで安全で物価の安い ベトナムは大人気!!
もともと、去年の夏休みは6月のベトナムを計画してたんだよね。それがDarlingのお仕事の都合で9月に飛び、秋のベトナム中部は災害レベルの洪水が起きるってことで一旦ボツに(で、スペイン)。
でも年末年始ならハノイはいいシーズンで、ダナン・フエ・ホイアンのある中部もなんとか周れそうってことで、急遽飛ぶことにしたんだ!
今回は観たいものが集まっている北部・中部を、フライトで繋いで周るんだ。残りわずかのシートをなんとか確保! 中部はオフシーズンということもあってか、ホテルもめっちゃ安く押さえられたぞ~✨😋
☑日本✈ベトナム直行便 2024年2月現在
○ホーチミン(SGN)
成田・関西国際・中部国際・福岡から
○ダナン(DAD)
成田・羽田・関西国際から
○ハノイ(HAN)
成田・羽田・関西国際・中部国際・福岡から
成田からダナン入り
明朝9時発のベトナム航空で出発♡
雲の上はこーんなに真っ青で期待持たせるけど、
雨期のベトナム中部は雨の真っ最中!!😅
鉄板アプリGrab
フライトは6時間40分、ダナン国際空港(DAD) Cảng hàng không quốc tế Đà Nẵng に現地時間の13時半ごろ到着。
一段と冷え込んだ湿度30%台の師走の都心から、うって変わって湿度80%の空気が押し寄せてくる。空港内で服を調整し、いざ出口へ。
市内へはタクシーを使わないわけにはいかないんだけど・・・わらわらと寄って来るぼったくりタクシーのおっちゃんらを ”No, no!” と勢いよく押しのけて外に出、Grabアプリとにらめっこ。どこかにピックアップ場所があるらしい・・・。
そこへ、”Grab?” と肩をたたいてしつこく話しかけてくる、ひとりのおっちゃんが。英語のアクセントが独特で何を喋っているか全然分からず無視してたけど、ときどき聞き取れる単語から実はGrabの係員だと判明。空港建物の前の道を渡ったところの、Grabタクシーの乗り場(ピックアップポイント)を教えてくれた。
Grabアプリは出国前に日本語に設定してあって、支払いに使うカード情報と、使いそうな目的地や乗り場をすでにお気に入り♥に登録済み。
「Car」から進めて乗り場と行き先を選ぶと料金が出る(大体20万ベトナムドンVND=1200円)ので、それでOKなら予約をポチっ。
おおよその到着時間と車のナンバーが出て、リアルタイムで近付いてくる車が表示されるので、待ち合わせ場所に来た車の中からそれを探せばいいし、向こうから見つけて声をかけてくれることも。アプリから運転手さんと電話で話すことも可能。
Grabは、言葉ナシで事前に料金確認してタクシーを呼べて、登録したカードの自動払いで済む現金要らず。そしてきちんと無事に目的地に着かない限り、課金されないシステムみたい👍😊
(ちなみに、空港敷地内はタクシーにも入場料がかかるんだけど、これはGrab以外から別途カードに請求されていました。少額なのであまり気にしなくてもOK)
まずは市内を抜けて、自然そのままが残るソントラ(ソンチャ)半島 Sơn Trà peninsula の、インターコンチネンタル・ダナンへ。
憧れのCitronでかんぱぁ~い!!
ダナン北東に伸びるソンチャはジャングルに覆われた緑の半島。野生のサルを見かけたり、ホテルの門からレストランまでの贅沢なリゾートの雰囲気を味わったり。
うぅ、ついに来たのね、ベトナムに。
どこかコロニアルなムードを漂わせるポーチで、すぐさまドアをあけてくれるポーターさん😍 スーツケースを預け、お隣のリゾート風な設えの建物へ。ここが、かなり前から直に問い合わせ、絶景ノンラー席でのアフタヌーンティーを確約していた Citronなの。
けれども今日ってば、かなりの雨☔に風🌀も凄くて、温度も20度切ってて寒いのよ。
そのためなんとなんと、室内へのご案内 なのでした・・・💦
これから1週間、楽しい旅になることを願って!!
まずはシャンパンでかんぱぁ~い♡😍
うふっ♥
スイーツにサンドイッチにスコーンが運ばれてきたよ。見た感じ、そこまで際立った印象はなかったんだけど、食べると味や舌触りがひとつひとつ素晴らしいの!! もの凄く味覚の冴えたシェフやパティシエなんだな~~✨
美味しかったカクテルはおかわりしてしまった。強くないのについ……
いろんな思い出話をしながらゆっくり過ごして、気持ちよくお酒が進んでしまう💦
本日のコースは、シャンパン付きドリンク飲み放題「ロイヤルアフタヌーンティー」。サービス料なども加わり、一人約17,000円也~。
でもたぶん、カクテル込みの真ん中のコースなら、シャンパン付きでなくても十分満足できると思うな😊
美しきインターコンチネンタル・ダナン
ここ InterContinental Danang Sun Peninsula Resort は、デザインが素敵なことでも有名なんだよね。アーティストでインテリアデザイナーでもある建築家ビル・ベンズリーによる、くつろぎとアートと自然が一体化するダナンの代名詞とも言えるホテル。
少し小降りになり雨カバーを外されたノンラー席を、帰りがけにチラッと見ることができた。秘境リゾートからのダナン湾 Da Nang Bay の青さが霧の中に浮かびあがる。
市街地からは遠く離れるけれど、ここだけでしか味わえない五感への刺激。そんな空間でゆったり語らいながら頂く、至福のアフタヌーンティー。十分プライスに見合うよなぁって思った。
優しい色のお花があちこちに飾られてて、
スタッフも皆ホスピタリティにあふれてて。
タクシー待ちの間に、まじめそうなメガネのお姉さんに、撮ってもらいました✨
大好きTA Danang Boutique Hotel
再びGrabタクシーでダナン市内へ。初日は便利なこちら、TA Danang Boutique Hotel。ミーケービーチにも近いし(大雨だけど)、市街地にもアクセスがいい。何より、このカジュアルなリラックス感でいっぱいの広いスイートスタジオが気に入って!
ミニキッチンも、窓の外を見ながらごろごろできるフロアベッドの小部屋もあって、まるで自分の家で寛ぐように過ごせる~。
しばらくしたら、街の散策に出かけます!
雨のダナンを歩いて
ダナンは明日の朝発って、また3日後にはちょっとお買い物に立ち寄るんだけど、その日が定休日に当たるお店を今日のうちに覗いておきたいんだな。
傘をさして暗くなってきたダナンの細い住宅街や路地を歩いていくと、どこからか金木犀みたいないい香り。ところどころ灯りのともった窓が、しとしと雨に濡れて濃くなった木々の間に見えている。
南に1㎞ほど歩いたところで、インテリアショップYMaを発見。
INU(いぬ)って名前の愛嬌あるワンちゃん🐶がお出迎え。もうすぐ閉店のところで滑り込み、2人とも一目で気に入った変わった形のフラワーベースと、ウッドプレートを購入! まだ旅のはじめだから、花瓶はしっかり梱包してもらったよ。
つづいて、宿のお姉さんおすすめの靴屋さんへ1.5㎞。何故かサンダル忘れてきたトミーが、雨の道に苦労してるんだよね。
歩道がほとんどないし、あってもアスファルトやコンクリートタイルが歪んでガタガタのダナン・・・そのわきをたくさんのバイクが通り抜けていくからかなりキケン! レンタサイクルも見かけるんだけど、オートバイが多過ぎて、旅行者の自転車走行は相当危ないと見た💦
お土産の紙袋が濡れて破れないようお腹に抱え、傘を差して大通り沿いに北へ。ドラゴン橋近くの靴屋さんでサンダルを買って、ここでもらった大きなビニール袋にお土産も一緒に入れて一安心。
は~ひと息ついたね! 夕飯どうしようか?
帰りすがら、高評価のベトナム料理店、Thìa Gỗ へ。
そしたら大賑わいで満席なの~! 観光客も地元の人も入り乱れて立って待つ。その間メニューを見つつ、円に換算して安さに衝撃を受けるトミー😆
まだお腹減ってなくて、春巻き(生は売り切れてて揚げたやつ)と海老のフォーだけシェアしたんだけど、何コレめっちゃ美味しいし✨😲!!
春巻きは甘酸っぱい付けダレとの相性抜群、アジアならではの風味が倍増。フォーにはパクチーやもやしはもちろん、たっぷり載せる柑橘系の葉っぱがとても合うの! 爽やかで香味豊か、うま~~♡
トミーの友人曰く「ベトナムはとにかく飯がうまかった」、あたしの友達も「そこらのお店で食べても美味しいのよ」って言ってたけど、その気持ち分かる分かる~~。
そうそう、今日立ち寄ったお店はみんなVISAカード使えたけど、手数料2.3%上乗せになるけどいい?って必ず訊かれたよ😊 カードによって率が違うみたい。
いい気分で雨の路地へ。住宅街にも突然コーヒー屋さんが現れるのは、なんかベトナムらしいね。
ホテルに戻って、思わずそこにあったコーヒースティック「3in1」(コーヒー・ミルク・砂糖全部入り)を飲んでみる。
・・・・・うんまっっ!!😲
ふぅ~・・・癒されるぅ~・・・✨☕
便利で暮らしやすい街並みの、海辺のリゾート地ダナン。
明日はここを発って、いよいよ歴史の足跡をひとつひとつ訪ねていくんだな。
予習!ベトナムの王朝
2世紀から15世紀は統治国家時代で、ベトナムには北部のキン族、南部のチャム族が中心の君主制の国があった。北部は千年にわたり中国の占領下にあったが、リー王朝(李朝)が11世紀はじめに中国人を追い出し昇龍(タンロン、現在のハノイ)に中央集権を建て、半世紀のちに国号を大越(ダイベト)Đại Việt とした。 次のチャン王朝(陳朝)では、土地を取り合っていたチャム族のチャンパ王国と協力してモンゴル(元)を撃退し、その後チャンパ王国とは婚姻関係を結ぶなどして一旦は関係が安定していた。
15世紀になると、中国(明)は再び南北ベトナムに侵攻支配したが、黎利(レ・ロイ)Lê Lợi が長期にわたるゲリラ戦でこれを追いやり、1428年にハノイで皇帝に即位し国号を大越とした。レ王朝(黎朝)Nhà Lê はさらに南へ勢力を拡大し、チャンパ王国を支配しチャム族をメコンデルタの深くへ追いやった。
勢力を拡大したレ王朝も後期に入ると、南の広南阮氏(グエン氏)と北の東京鄭氏(チン氏、東京=トンキンは現在のハノイ)が台頭して争うようになり、タイソン朝(西山朝)も加わり内戦さなかの1802年、広南阮氏でただひとりシャムに逃れていた阮福暎が、シャム王やフランス人宣教師の支援を受けて中部の順化(フエ)に新たな首都を建設し、ザーロン帝(嘉隆帝)となった。これがグエン王朝(阮朝)Nhà Nguyễn で、1804年には清から越南国王に封じられて越南(ベトナム)Việt Nam を正式の国号とし(1839年に大南 Đại Namに変更)、現在のベトナムに近い領土を支配する初めての王朝となった。
はじめグエン王朝は、現在のホーチミン(南)とハノイ(北)を中心とした自治権を大幅に認めていたが、のちに清にならった中央集権化を進め反発を招く。対外的にも、カンボジアやラオスをめぐってシャムと関係が悪化し戦闘が続き、版図は最大となるも国は疲弊。一方儒教が広まるにつれ、建国の恩があるはずの宣教師に対する斬首など、キリスト教への弾劾が強くなっていった。頑なに鎖国姿勢を強めていくベトナムに対し、ついに1858年仏西連合軍が侵攻する(コーチシナ戦争)。結果、1862年のサイゴン条約でベトナムはキリスト教布教の自由を認め、南圻東部三省と崑崙島をフランスに割譲し、賠償金を課せられた。
グエン皇帝の統治中、最終的にベトナム全土をフランスに支配されることとなり、フランスの植民地(仏領インドシナ)はラオス・カンボジアも含めたベトナム中北部地域に及んだ。1939年に第二次世界大戦が勃発すると、ドイツに占領されたフランスの植民地での支配力は弱まり、これに乗じてインドシナの共同統治を始めた大日本帝国も、最終的には敗戦国となった。フランスやロシアでの経験から、統一戦線ベトナム独立同盟会(ベトミン)を組織していたホー・チ・ミンは、1945年日本の敗戦とともに無政府となったベトナムに臨時政府を立ち上げ、同年ベトナム民主共和国を建国した。
これに続いてバオダイ帝(保大帝)は正式に退位し、阮朝はベトナム最後の王朝として幕を閉じた。
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