- Sun, 7 Jul 2019 -
1 ニース・ヴィル駅
2 日曜朝のサレヤ市場
3 81番バスでゆく
3.1 素敵なマダム
3.2 絵本のようなヴィルフランシュ=シュル=メール
3.3 絶品ブイヤベース
3.4 ロスチャイルド邸
4 リヴィエラ海岸、鉄道の旅
4.1 さっそく遅延
4.2 旅友ロメオ
5 ジェノヴァ到着
5.1 夜のジェノヴァ
少しだけ涼しい曇り空の早朝。
いつも遅刻ギリギリで起きるクセに、旅の間は一切寝坊しないあたし。一発で起きると、せっせとサンスクリーンを塗り始める。こんなお天気の時こそ、雲を抜けて来る紫外線に油断するからね。
中庭で朝のひとときを楽しんだら、二晩お世話になったホテルからチェックアウト。旅直前に見つけて、絶対この日に使おうと思っていたしましまパラシュートバッグで、今日はニースで一番楽しみにしていたスポットに足を伸ばすの!
ニース・ヴィル駅
少しだけ雨もぱらつきひんやりしたニースの街を眺めつつ、トラム沿いのゆるい坂道をスーツケース転がしてニース・ヴィル駅まで。改めて見ると、素敵な駅舎だよね。
機能もしっかり備わり構内も広い。向かって右に荷物預り所とトイレ、左にチケット窓口がある。首尾よく荷物をあずけ、よし次はチケットだ!
今日の午後、乗りたい列車はTrenitaliaで調べてあったから、何度か自動券売機にトライしてみたけど、何故か前後の列車しか出てこない。
仕方なく、長蛇の列の窓口に並んで待つこと20分。
各国の観光客相手の窓口は処理に時間がかかり、どんどん列が伸びていくので係員を増員した模様。そして呼ばれたのは、新しく加わったほぼフランス語対応の係員さんのブース。
でも不思議よね……なんとなく、お互いが言ってること、通じてるの!
そのお姉さんが言うことには、外国人にはオープンにしていない列車もあるそうで、とりあえず希望している時間のものは取れないと。
そこで予定より1時間後の列車になった。ヴェンティミーリア乗り換えのジェノヴァ行き。今日の観光を終えたら、いよいよイタリアに移動なんだ!
Trenitalia
イタリア鉄道のサイトで、オンライン・チケットが買える。イタリア語/英語対応の海外サイトと、日本語版サイトがある。日本語版サイトは、事前予約可能・現在購入可能な列車しか表示されないが、海外サイトは予約不要な普通列車も検索され、各駅の到着時間や乗り換え詳細も見ることができて、購入も簡単なのでオススメ。
チケットを大切にしまうと、駅前の案内所で今日のバスの時刻表をもらい、まずはトラムでサレヤ市場に向かう。初日の午後はお店が少なかったから、活気のある午前中に見たかったの!
日曜朝のサレヤ市場
この前とは段違いの出店数。でもやっぱりお花屋さんは、白髪のおじさんの店が飛び抜けて光ってる。
うわーんこんなにおいしそうなフルーツ、目の前に並べないで~💦 食べたくなっちゃうじゃない!(ていうか左の店員さん、食べてる?)
こちらはありとあらゆる種類の、ソースやペースト。お土産に欲しい……けどこれから、観光で歩くんだよなぁ。
お兄さん、お店何時まで? 13:30? じゃあ帰りだと閉まっちゃってるか……。
一度諦めて通り過ぎてから、引き返してやっぱ買う!
嬉しそうなお兄さん(笑)
小さな瓶の詰め合わせ、頑張って持ち歩いちゃえ。
わっ、この暑い中チーズまである!! 冷蔵ショーケース、毎回ここに運んでいるのかな?
ヨーロッパの乳製品はホント美味しいもんね。たくさんの中から自分の目で見て選んで、食卓に並べる手間をいとわない……そういう手間暇惜しまないところに、食文化の豊かさを感じちゃう。
あっ、のんびりしてるヒマないんだった。日曜はバスの本数が少ないから……
おっと15分後の81番バスを逃したら、30分もロスしちゃう!
旧市街、もうだいたい頭に入ってるからショートカットしよっと。ちょっと人が少なくて不安だけど……。
着いたガリバルディ広場付近では、予想通りやっぱり81番のバス停が見つからない。捜索範囲を広げ、案内所で地図に書いてもらったあたりになんとか見つけ出す。しかもラッキー、始発のPromenade des Arts!
近くにいる人に確認しようと話しかけると、不機嫌な顔で首を振る(彼女も観光客らしい)。それを横で見ていた杖のおじいさんが、「ヴィルフランシュ=シュル=メール、これで大丈夫だよ」としわがれた声で教えてくれて、昔の旅愁でも思い出したのか、ご機嫌でどこかで聞いたことのあるシャンソンを口ずさみ始めた。
観光地別バス路線(おすすめ停留所)
バスは乗場によってはだいぶ分かりづらいので、観光案内所で時刻表をもらい、乗車に便利&降りる停留所を教えてもらうとよいです。
(路線図見つけたものは番号にリンク)
100 ”NICE le Gand Tour”
ヴィルフランシュシュルメールとニースの循環バスは、最近運行が始まったらしい
81 ヴィルフランシュシュルメール(le port)
100 同上、モナコ、マントン(le port)
82 エズ(Vauban)
112 エズ、モンテカルロ/モナコ(Vauban)
400 サンポールドヴァンス (Albert 1er)
500 グラース(Albert 1er)