- Wed, 15 Jun 2011 -
1 パリ到着はお昼過ぎ
1.1 タクシーにひと苦労
2 憧れのヴィル・ダヴレー
3 おしゃれ通りrue de Poitou
フランスは2001年のパリひとり旅以来!
モン・サン・ミッシェルを擁すノルマンディー、古城の立ち並ぶワイン名産地ロワール、そしてモネの家のあるジヴェルニーにコローの愛したヴィル・ダヴレー。
最終日には・・・北のヴェネチアと呼ばれるベルギーのブルージュにも足を伸ばすんだ。
パリ到着はお昼過ぎ
早朝。
妙に駅でないところで停まってる時間が長いなと思ったら、機械の調子が悪く、パリへの到着が遅れるとのこと。ひどく疲れの見えるスタッフさんにねぎらいの言葉をかけ、とりあえず今日のスケジュールを見直してみるか。
ちょうど疲れもたまってるし、興奮して朝早く目が覚めちゃって眠いし、今日はのんびりする1日の予定だし。
ディジョンの町を、予定よりだいぶ遅れて通過。ごろごろしながら日記書いたり、プランを練ったり、また寝たり・・・。
2時間遅れるって言われたけど、結局2時間半遅れて13時過ぎ、ようやくパリのベルシー駅に到着!
あの美形スタッフも、アクシデント対応ですごくお疲れの様子・・・
ウン年前のパリ観光でさんざん使った地下鉄を駆使し、明日からのツアーと合流するホテルにチェックイン。ふ~~~。
ヴィル・ダヴレーでランチを食べるつもりだったけど、時間はとっくに過ぎちゃってるな。
でもこれから数日のお天気予報と、パリのお店事情と(月や火に休むところが多い)、日没時間(22時ごろ)とを総合して・・・
やっぱお天気もいい今日のうちに、ヴィル・ダヴレーだけは見に行く!
チェックインして5分後・・・いや3分後には、キャンバスショルダーひとつでホテルを飛び出たあたし。
タクシーにひと苦労
コローが描いた作品を通して憧れた森と池の景色は、パリ近郊にいまだ残るヴィル・ダヴレー Ville d’Avray。
ここはパリとヴェルサイユの中間くらいにあって、この池のほとりに佇む小さなホテル、レ・ゼタン・ド・コロー Les etangs de Corot のことを偶然本屋で立ち読みしてて知り、いつか行きたいと思ってたの!
電車の駅からも遠いので、ブローニュの森近くのタクシー乗り場がある大きめのメトロ駅まで行き、何台のタクシーにも断られ(フランス語が話せず、目的地名が聞き慣れない上、アジアンだからっぽい😭)、ようやく黒人の運転手さんが地図を見て「よし、行けるよ」と乗せてくれた!
自信ありげに言っただけあり、しっかり丁寧にホテルに横付け。
料金は約11ユーロ。ありがとう運転手さぁーん!
憧れのヴィル・ダヴレー
まずはホテル内を散策。
庭内はちょうどマゼンタの紫陽花とピンクの濃淡のバラで彩られている。
何気なく抜けていくと、裏手に続く小道が・・・
そこに、睡蓮の浮かぶ大きな池(etangは仏語で”池”)。
たくさんの鴨ものんびり泳いでいる。
池のほとりには、コローの碑。
何かと気にかけてもらった当時の貧しい画家たちは、彼を敬愛を込めて ”ペール・コロー(コロー親父)” と呼んでいたそう。
☑バルビゾン派
「最後の古典派にして、最初の近代画家」と称されたジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796-1875)に代表される、1800年代中ごろに写実的な風景画や農民を描いた一派。他に「落穂拾い」のジャン=フランソワ・ミレーや、牛のいる風景画を残したコンスタン・トロワイヨンらが含まれます。名の由来となった小さなバルビゾン村は、パリの南・フォンテーヌブローの森の北東にあり、現在はミレーゆかりの観光地となっていますが、当時多くの画家が集っていたそうです。
コロー 「ヴィル・ダヴレー」
鴨の親子が、ごはんの食べ方や飛び方を練習しながら、なんとなくあたしの歩調に合わせて池の縁を泳いでいる。
一緒になって、池の周りを睡蓮の茂みまでゆっくりとお散歩。
観光名所みたいな派手さはないけれど、静かで穏やかな美しさで佇む池とホテルと木々。
緑とも青ともつかない、鬱蒼とした深い色に包まれた小道・・・。
戻ってホテルの中庭でひと休み。
「何かスイーツある?」と聞いて持ってきてくれた焼き菓子はサービスのようで、カフェ代だけの3.5ユーロ。
パリ第1日目は思いっきりゆっくり満喫。
ホテル内のスパ(ブドウのオイルでマッサージしてくれるらしい♡)もいいなぁと思ってたけど、夜にはホテルで次のツアーの添乗員さんとランデヴーなので、市内でウィンドーショッピングしながら帰路につくことにした。
帰りのタクシーはパリから呼ぶことになり、料金は行きの倍!
でもここは、機会があるたびに来てみたいなぁ。。。
おしゃれ通りrue de Poitou
向かったのはメトロ8号線のサン・セバスチャン・フロワッサール駅から西側、rue de Poitou。
素敵なショップが並んでおり、ふらっと立ち寄った古着屋で70ユーロのワンピをゲット。
前と後ろで形が違う、タキシードみたいなフリルの裾ラインのニュアンス・グレーのキャミワンピ! ←最後のウィーンで大活躍
散財したため夕飯はストイックに、ホテル近くの小さな店でトマトと洋ナシ1つずつとCocoジュースを買って2ユーロ。