「ドラマ・占い・ペット。独身女の3種の神器だな」
ドラマに夢中のあたしを横目に、弟が言う。
おいおい、一緒にしてくれるなって!
あたしにとっての占いは、そんじょそこらのお楽しみレベルの可愛いもんとは、ひと味もふた味も違うんだからねー!
心で叫ぶけど、それを説明するのは少々骨が折れるので、すました顔して聞こえないフリ。。。
偶然は必然
ある日ようやく新しい口座を開き、夢に向かって一歩前進。手続きの待ち時間に近くにあった本屋で時間を潰していたら、特設コーナーに置かれた一冊の本が目に入った。
『SAVE THE CATの法則』
数ページななめ読みして、ちょうど思案中のプランに役立つと確信し、即行レジに向かう。
本なんて年間数冊しか読まないあたしだけど、この偶然出会った本が後日、予想以上のはたらきをしてくれたのは言うまでもない。
神様って、こういうところにちょいちょい仕掛けを用意してくれている。手に入れるべきモノにちゃんと気付けたら、ちょっとラッキー!
本を開けば、その時必要なことばがそこにある。
ひょんな誘いに乗ったら、思いがけずメンターに出逢う。
そしてそれに”気付いて活かす”。
あたしは直感が鋭いこともあって、自然とそういうのが多いんだけど、
そんなとき、
あ、道を違わず進んでるんだな、って思う。
でも神様は、誰にでも偶然を用意してくれている。
”幸運かどうか”
というより、
”気付いて必然にできるかどうか”
なんだな。
そんな運や縁を確実につかみたい時、手助けや道しるべ、転ばぬ先の杖になってくれるのが、占い Fortune-Telling なんだよね。
生まれた時間と場所が教えてくれるもの
開いた口座は、ワケあって2回も手続きを延期していた。
その2回と実際に開設できた日時とで、口座の誕生ホロスコープ(Natal Chart)を作って較べてみる。実際に開いた今日この時間帯が、事案には一番有利な配置だったりする。
誕生日だけじゃない。大きなライフイベントの瞬間、思いがけない転機点。
人生と星の動きをレトロスペクティブに検証すると、起きるべきタイミングできちんと起きていることに驚かされる。
”生まれた時と場所が運命を決めるのではなく、
適した時と場所を選び、それは必然で産声を上げる”
そうなんだよねぇ。
昔の人はそれを密に観察し、事例に照らし合わせ、役に立つルールを見つけ出して体系化していった。
それが占星術という学問。
神様は、智恵はあるけど直感の鈍い”ヒト”という種族のために、ひとりひとりの人生のヒントを、星の巡りに託してこっそり教えてくれてるんじゃないのかなぁ……なんて思う今日この頃。
”Fortune-Telling”の意味
試行錯誤しながら生きることも素質を磨く上で大切なことだから、占い使ったビジョンはあまり見ないようにしている。
でも、「観る」ことではじめて掴めるチャンスもあるんだよね!
気持ちや逆境に振り回されず、確かにその先にある目標を追うことができる。
避け得るリスクを避け、最短距離を走る抜けることができる。
夢だと思っていたことの、実現の可能性を高めてくれるわけ。
とはいえ、設計図はあくまで設計図でしかなく、そこに実際の城を建てていくのは生身の自分自身。示された運命にヒントはもらっても、それに囚われてがんじがらめになったり、努力を怠ってただ待つだけではもちろんダメなわけで。
物事が起きるタイミングに合わせて、こちらも準備をしておく必要があるの! 占いは、”よりよく生きる”ための指針になるのです。
占いには「正しい使い方」がある
”当たった”とか”当たってない”とか、余興でワイワイやるのはそりゃ楽しいけれど、実はちょっと本来の役目とは違うわけ。
目の前を流れてゆくたくさんのチャンスを、掴み取るための準備をし、自分で気付き、手を伸ばせるかどうかで、運命は大きく変わっていく。
過去の叡智を足場に、短い寿命の中でその先を目指せるのが、ヒトがヒトたる所以なんだから。
占いは、その叡智の一つなんだよね。
決まりきってる運命なんてない。
だったら人生、生きる意味なんてない。
「占いなんて」と笑い飛ばしている人にこそ、
知って欲しいな、と思う。
変えられない運命なら、
はじめから観る必要もないんだって。