North, South, East and West ーあたまの中を旅しよう。

  1. SEASIDE

真夏の夢のリヴィエラ①ニース到着


帰りは糸杉を目印に始まる石の階段を、美しい海岸線を楽しみながら降りてみる。

旧市街散策

そしてそのまま、旧市街へ。


狭く入り組んだ狭い路地は、貴重な日陰をもたらして、あちこちに鮮やかな影をつくる。

南仏らしい色合いの街並
マルシェ近くのスパイス屋さん


店もまばらの午後の花市では、白髪のおじさんの店が頭ひとつ抜けてセンスがいい。 たった2泊のホテルだけど、大好きな芍薬、持ち帰りたいなぁ。。。


市場の周りはたくさんのカフェ。みんな暑さ凌いで一息ついてる。

 
この暑さどうしたもんかなと思っていたら、ひんやりした空気をドアから漂わせる、この界隈ではひときわ目を引くお洒落なお店を発見! 思わずフラフラ吸い込まれる。


「ボン・ジュール!」

わ~いろんな色のリモンチェッロ。思ったよりお値段も手ごろ。フレンドリーで上品な眼鏡のマダムがいろいろと紹介してくれる。

「これはリモンチェッロ、こちらは似てるけどライムで少しビターなの。試してみる?」

えっいいの!? 試す試す!!

マダムが小さな冷蔵庫からよく冷えたリキュールを取り出す。
小さなカップから一口含むと、口いっぱいに広がる檸檬の香り。口当たりいいから、絶対飲み過ぎちゃうパターンでしょこれ。キケンな飲み物だわ!

でも、お土産にしやすいミニサイズがないんだって。

「ライムとどちらが好み?」
「リーモン♡」
「リモンクレームなら小さいのがあるわよ」


酔いはまだ回ってない?とお茶目な目配せをしているマダムが、3つ目のカップに入れてくれた美しい色のリモンクレーム。

これまたデザートみたいにしっとりまろやか~。
中くらいのリモンチェッロと、ミニボトルのリモンクレームに決定!


石鹸や香水もなかなか良くて、2種のピロースプレーも一緒にお会計。涼しさに誘われて入ったお店だけど、お土産も見つかったし、おしゃべりも楽しくてすっかり長居しちゃったな~。

メルシー・ボークー(ありがとう)、
オー・ルヴォワール(さようなら)!

そういえばまだお腹ぜんぜん減らないや。ヒコーキの中で朝ごはんしっかり食べて、フランクフルトでも一杯やっちゃったからな……このままノンストップでシャガールまで行っちゃえ!


トラムをマセナで降りてからはプロムナード・デ・ザングレキャッスル・ヒル旧市街と歩いてきた。ここ旧市街からならトラム線に沿って上がり、ガリバルディあたりで15番バスに乗れば、高台にある美術館まで1本で行けるハズ!

シャガール美術館

15番バスはいずこ?

カテドラル駅付近でトラムの線路にぶつかり、それに沿ってガリバルディ広場まで。ここのはじっこあたりにバス停があるみたいなんだけど……ない! 四角い広場のどこにも、バス停らしき物体がない!

付近で目についたバス停を覗いても、やっぱり15番の表示は見つからない。近くのジェラート屋のお兄さんに尋ねてみても、どのバス停に15番が来るのか、ごめんね分からないって。

複雑なんだよね、ニースのバス。観光客が使う路線は、地元の人は詳しくないし。

仕方ない、15番バスのルートに沿って、次の停留所を探して乗ろう。たぶん、この大きな通りをまっすぐ歩けば見つかるはず!

でもあづい……。

広い道路は日差しを避けるところもない。360度熱波が襲う。他に誰も差していない日傘は、紫外線遮断&断熱素材。この下ならなんとかもつけど、なかったらとっくに熱射病で倒れてるな。

水分補給しながら、ようやく日よけの付いた次のバス停 Carabacel を見つけ、まもなく15番がやってきて無事乗車。

車内涼しい~、生き返るぅ~~~。

車内放送がないので、運転手さんにシャガールで降ろしてと頼んでおく。 バスはすぐに急な坂を登り始めて……よかったぁ、ここ逃したら自分で登る羽目になってた!
 

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