North, South, East and West ーあたまの中を旅しよう。

  1. SEASIDE

3度目のスペイン⑦モンセラット黒いマリア様のもとへ

のこぎり山で想定外ハイク

観光マップ(カタルーニャ観光の図を改変)


いちばん奥に入口があるって聞いて、行ってみると大きな地図が。

難解💦


狙うはサン・ミゲル展望台に行くコース。往復で40分とお手頃なのよね。でもホントにここが入口で合ってるのかな・・・。

でもそれらしいのはココだけっぽいし・・・と、自信はないけど舗装された階段を歩き始めた。

ときたま激しく咳込んだりするけど、もうなるようになれ!って感じ。
5分も歩くとほとんど人気もなく。

笑顔だけど汗だく


さらに階段を上り続けると、モンセラットの美しい姿が。

山あいに教会堂が見える


でも予想以上にキツイ💦 階段が急だし、踊り場的な休憩場所がほっとんどない。。。
しかも喉の乾燥予防にマスクしてるから、余計に酸欠。絶対SaO2(酸素飽和度)下がってるだろ。。。


ハァ・・・ハァ・・・


うぅ~この大きなオーディオガイド、迷子防止と思って借りてきちゃったの間違いだった。。。首から下げてると重くて邪魔だし・・・

完全な晴れだったらこれ、もっときつかったな・・・
ハァハァハァ・・・うす曇りで助かった・・・もう無理、マスク外そ。。。


難所は膝を両手でプッシュしながら登り続け、ふと振り返って途方に暮れる。
これ本当にハイキングなの? 登山じゃないの??

めまいしたら転げ落ちそう

なんか知らんけどハァ、ガイドに書いてある途中のモニュメントとか、全然見当たんないよね・・・ハアハァ

フー…やっぱ道間違えたかな?

ハァ… 往復40分のハズなのに、もう40分近く歩いてるけど展望台なんてないし・・・


そう思ってたらついに開けた場所に到達!!!

車窓から見えた頂上の奇岩が目の前に!


でもコレ、展望台じゃないね・・・。

やっぱコース間違えてるんだ~💦
結局スタートから45分したところで断念して折り返し、山を下りることに。

帰りはラクチン でも後からヒザに来そう


下りてからさんざん地図とにらめっこしたんだけど、たぶんルート①②の入口(現在地)とは違う場所に③サン・ミゲル展望台往復40分の入口があったんだろうな。

もうちょっとでチャペル♰があったらしい


手前にある③TEBESルートの入口に気付かず、いちばん奥の②TEBAIDAルートに入り赤の✖印まで登って下りてきたみたい。

そりゃどこまで行っても展望台がないわけだわ。。。

標高が高いから紅葉が始まってる


へろへろに疲れ切って、喉もカラカラ・・・。

いくつかレストランもあるんだけど、とりあえず何かすぐに口にしたい・・・と、駅前のカフェテリアでサラダと飲み物たっぷり、そして名物マトーチーズを購入。

テラス席のハイチェアで疲労困憊の足をぶらぶらさせながら、黙々と口に運ぶ。体のすみずみに水分が行きわたり、ようやく生気を取り戻したあたし・・・。

食べる前に撮るのすら忘れてた


山羊のフレッシュチーズ Mató(マトー)は硬く固めた木綿豆腐のよう。カッテージチーズみたいなフレッシュな風味、これまた名産の蜂蜜を掛けて頂きます✨

疲れた心と体に沁みるぅ~。美味しかったよ~~💦

大聖堂に広がるヴィロライ

13時からはいよいよ、欧州最古12世紀に創立されたアスクラニア少年聖歌隊ヴィロライ

El Virolai” はマリア様への祈りのこと。フランコ独裁政権下ではカタルーニャ語が禁止されていたため、カタルーニャ語でのミサを続けたモンセラットは、この土地のシンボルのひとつになった。


聖歌隊のチケットを持っていても、入るのが遅いと立ち見必須。30分ほど前に行って席に着く。人はどんどん増えて、15分ほど前にはいっぱいに。

この時点でも黒いマリア様への長い面会の列が、まだまだ右端にしっかり見える!

美しさに惚れ惚れ ”エジプトへ逃げる聖家族”


まだ時間があるので、Tommyに席を確保してもらって、その隙にさっき見られなかった礼拝堂やステンドグラスを眺めてまわる。ここのはアールヌーボーっぽい絵柄で、色合いがとても綺麗・・・。

そろそろミサが始まると言う頃には、さすがにマリア様への行列も減っていた。


少年たちが列になって入場。皆立ち上がり、しんと静まり返った大聖堂いっぱいに、天使の歌声がこだまし始める。


向こうに白いキリスト磔刑像、その上に黒いマリア様の部屋。ヴィロライが響く間も、マリア様に会いに行く人が絶えない。

大雨のラスト

大聖堂を出てお土産を眺めていると、ついにどっと雨が降り出した! 忘れてた、今日は雷雨予想だったっけ。

すべて終わったところで降り出すなんて、すっごいタイミング。やはり恐るべし晴れ男・・・。
慌ててオーディオガイドを返却し、予定通りの登山列車で帰路へ。
2時間弱で16時頃、ユルバーンに到着~!

汗だくの体を拭いて着替え、レセプション裏のゆったりしたソファスペースで荷物整理。快適快適😋 まだ余裕あるし、あとは頼んだタクシーを待つのみ!

帰国便はgraniphのTシャツ♪


・・・とのんびり構えてたら、20分経っても何のお声もかからない。
ちょっとレセプションに、様子聞いた方がよくないかな?

Waitingはかけてるらしいけど、大雨でみんなタクシー使うから空いてる車が全然ないんだって!

えぇ!? じゃあ前の通りで空車見つける方が速いかな?


土砂降りの中で傘さして、大通りに流れて来るタクシーに懸命に手を振る。みんな客を乗せててまったく停まる気配がない。

日中けっこう晴れてたから、傘持たずに出かけた人が多いんだろうなぁ💦

このまま待ってたら間に合わないかも!
雨の中ちょっと歩くけど、カタルーニャ広場からエアポートバス使お!


ビシャビシャ音を立てて落ちて来る雨の中、小さな折りたたみ傘に身を縮めて、慌ててスーツケースを転がしていく。手持ちで持って行くしかない、こわれ物のお土産紙袋が雨に濡れてもうちぎれそう。。。

あ~ん、最後の最後にこんなことになるなんて~💦

案外美味しい空港レストラン

嫌な汗をかきながらも、無事にチェックイン。広大なバルセロナのターミナルで、最後の晩餐はAlas by Hermanos Torres

そつのないお料理が中央のキッチンから運ばれて来る。空港のレストランだからそんなに期待してなかったんだけど、ワインも料理もちゃあんと美味しかったの~✨😍✨

ここもなかなか美味!!



こうしてどのホテルも、どのお食事もそれぞれ想い出深い、スペイン現地6泊の旅の全行程をフィニッシュ。行くたびに新たな発見があり、より一層知りもっと好きになるスペイン。

料理美味しいし、いい人たちばかりだし、どこも魅力的でスペインはまた来たいなぁ……


その通り😍
何度来ても、何処へ行っても、きっとスペインを味わい尽くすことなんてないんだろうな。


Adiós, España!!
いつの日かまた逢う日まで……

4度目のスペインなら?
スペインは多くの人にオススメできる魅力的な国です😊 特に✨トレド✨と✨バルセロナ✨は誰が行っても外すことなく楽しめるはず。
満を持して怒涛の3度目を走り抜けた今、行き残したところってどこかな?と考えてみました。次のスペイン旅があるなら、こんなトコロを訪れてみたい!!

サンティアゴ・デ・コンポステーラ・・・ヨーロッパ3大聖地
バスク地方・・・人気のグルメ旅に♪
パラドール宿泊・・・各所のお城ホテル、ロンダには泊まったことあり
風車の景色・・・トレド県内ラ・マンチャ地方にある


8年前のモンセラット
1

2

SEASIDEの最近記事

  1. NEW YEAR in Vietnam⑦世界遺産ハロン湾クルーズ

  2. NEW YEAR in Vietnam⑥熱いハノイ!水上人形劇&トレインストリート

  3. NEW YEAR in Vietnam⑤古都フエの歴史と傷跡

  4. NEW YEAR in Vietnam④ホイアンからフエ:プライベートタクシーツアー

  5. NEW YEAR in Vietnam③ホイアンの田園ヴィラステイ

こちらもオススメ

MONTHLY