晴れた空のもと鮮やかな色彩が躍る景色も素敵だけれど、あたしは雨に濡れてしっとりと深まる、色合いの繊細さに心動かされることの方が多いのです。
この時は、ポーランドから来た友人と鎌倉山に桜を観に行ったら、途中で雨に降られて寒いのなんのって。春の天気の気まぐれさを思い知り、寒さの中に映える桜の美しさにも開眼した一日。
そうだ、そろそろ今年の桜ドライブ計画しなくっちゃ!
2020年は埼玉県、2021年は山梨県を巡ったよ。
樹齢2000年と言われる、山梨県・実相寺境内の山高神代ザクラ。
ヤマトタケルノミコトが東征した際に植えたと言い伝えられており、最古・最大級の木として大正時代に国指定天然記念物第1号になった、エドヒガンザクラの古木だそうです。霊気をまとう、圧倒的な佇まい。
神代ザクラのみならず、周りの花々と山の競演も素晴らしかった。
少し走れば、桜で名高い日蓮宗・妙了寺。
そういえばこのところ、桜の幹や枝が桜色を帯びてきたと思わない? いつも開花のひと月ほど前に、色であっ!って気付くんだ。もうすぐ春なんだなって。
季節折々の美しさを描く画家といえば♥