Tate Britain & Afternoon Tea♥
- Fri, 10 Jul 2015 -
1 テート美術館
1.1 1840年の部屋
2 アフタヌーンティー at Sketch
2.1 おトイレは必見
3 ロンドンを名残惜しんで
3.1 3 & 3 daysの終わりに
ロンドン来てからジャケットが欠かせない涼しさが続いてたけど、今日はようやく夏らしいカッコができる!
……と勢いこんで出かけたのに、パディントン駅では地下鉄駅が封鎖。
トランシーバーでせわしく連絡を取り合う係員に聞くと、ほかの入り口から入って!と言われ、なぁんだ走ってるんだと思ったのもつかの間、切符売り場はごった返し、面倒だからか窓口は何故かシャットアウト状態。
そもそも売り場は、あたしも含めてOysterを持ってない他言語の観光客ばかりで、みんな切符買うのにすごく時間がかかり列がなかなか進まない。お互い言葉があまり通じないなりに教え合ったりして、なんとか購入する始末。
ホームに行ったら行ったで、今度は目指す方面の地下鉄が来ない!
このホームはDistrict線とCircle線が通るんだけど、来るのはDistrictばかり。ストは本当は昨日の夜のうちに終わってるハズなのにぃ~~~。
結局30分以上待ちぼうけ!
テート美術館
出発から1時間半。ようやくテート最寄りのPimlicoに到着!
館内は広くてちょっと見づらい配置なんだけど、やっぱり気になるのはターナーの部屋とこの1840年の部屋。
この部屋には、ミレイやウォーターハウス、ワッツなど、アカデミックな手法を用いながら伝説や文学をもとに甘美な世界を描く、大好きな画家たちが揃っているから! 世紀末に向かうこの時代は象徴主義やラファエル前派が生まれたんだよね。
1840年の部屋
好きなのはやっぱりミレイ「オフィーリア」。
題材は重いけど恋愛体質的には共感できてしまう。真に迫る人物の表現もさることながら、それを演出する繊細で鮮やかな緑の自然描写は最大の魅力。
モデルのエリザベス・シダルを、水を張ったバスタブの中に横たえ、それを温めるランプが切れたことに気付かず制作に没頭していたミレイ。彼女はそれに見事に応えたもののひどい風邪を引いてしまい、のちに彼女の父がミレイに賠償請求の手紙をしたためたと伝えられている。
そんな情熱的な制作秘話が隠れているからなおさらに、ずっとみていても飽きない一枚。
そしてワッツ「希望」。
わずかに1本残る弦の音を、少しも聴き逃すまいと耳を傾ける目隠しされた女性。球体はあちこちで悲鳴を上げる、現在の地球の姿にも思える。
この絵が表現するのは ”絶望に近い希望” とも言われるけれど、残された知覚が外界との繋がりを保ち、そこに祈れる限り、まだ希望は失われていないんだよね。
それは、”絶望の先の希望” なのかもしれない。
アフタヌーン・ティー at Sketch
オックスフォードサーカスに移ると、街中はすごい賑わい。真夏の青空に大きな建物が映える。
今はセール真っ最中。50%70%は当たり前。あたしはあまり旅行中に買い物しないけど、好きな人にはたまらないよねぇ。
さぁて、どこでアフタヌーンティーするかずいぶん悩んだけど、アクセスのいいこのSOHOエリアにある、超絶可愛いSketchにしたの!(ネット予約はこちら)
アフタヌーンティーはピンクの空間へ。そこに行くまでに見えた緑のお部屋も可愛かったな~。
店員さんも、変わった制服! 男性は整備員さんみたいな、女性はコクーンシルエットっぽい、どちらもグレーのカジュアルなイメージ。
空間がデコラティブで色のインパクトが強いので、スタッフの制服で引き算してる感じね。
おトイレは必見
トイレに立って思わず激写。卵型です! そして宇宙船のカプセルみたいな内部。
しかもお掃除係のお姉さんは、白×黒メイド服!! 不思議の国のアリスみたいな世界観。
並べられたのはサンドイッチとスコーン、可愛いスイーツの数々! バジリコとチーズのパニーニに、ラズベリータルトが美味しくてもう一つずつ頂いちゃった。お紅茶はおすすめのヴァニラフレーバー。
気に入ったものは追加料金なしに頼めるそう……。
し・あ・わ・せ♥
とにかくこの色と世界観を楽しむお店よね。ほとんどが若い女の子のツアー客だけど、たまに男の人も交じっててちょっと可哀想かも(笑)
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