今日は試着回遊最後の日。待ちに待った銀座のグランマニエさんに向かいます。きっかけは、ELLE MARIAGEに載っていたこのドレスが忘れられなかったから ←結構ベタな勉強してる(笑)
衝撃だったな~~~✨ マーメイドならまさにこんな感じが好き、と一瞬で心奪われた一枚なの。
それでも今までの体験から、きっとサイズが入らないに違いない・・・いっそのことキャンセルしようか・・・。そう迷いに迷った挙句、でもやっぱり行くだけ行ってみよう!!と。
そして今日に至ったワケです。
お店はゼニア銀座ビルの5階。黒いお揃いのワンピースを着たスタッフさんたちが丁寧に出迎えて下さいました♡ 感染対策も徹底しているけれど、試着写真はマスクなしで撮影OKだそうです(今までのショップもね!)。
細やかなカウンセリングでいろいろなドレスを一通り見せてもらったのだけど、ボリュームドレスはお色直しで使いたく、小ぶりなチャペル&アンティークなレストランバンケットでの1着目候補ということで、狭い通路も通りやすいマーメイドのEraと憧れのMaureen、3着目にGingerと、スリムなシルエットのドレス3つを試すことに。
Victoria F Era
ヴィクトリアエッフェは、イタリアのウェディングドレスブランド。デザイナーであるヴィットリアの生家は南イタリアのオーダードレス店で、その流れを汲んだ彼女のつくるドレスは贅沢な素材づかいが人気なのだそう。
このエラも例外ではなく、総レースの上にぎっしり埋め込まれたビーズ刺繍!! ダンス部時代は最大20㎏のストーン付きドレスで試合に出たものだけれど、その時を久々思い出す重量感です。
「ちょっと待ってて下さいね・・・もう一人呼んできます!」
担当さんがたたた・・・と走って、ベテランらしきもう一人の黒ワンピスタッフさんを連れてきます。イタリアサイズ40(9号)のトールサイズ、二人がかりでなんとかファスナーを上げ切りました!!
うわぁ・・・✨
着ているだけでときめいてくる・・・!
素晴らしく美しいの! トレーンは十二分に長くレースも見事で、ビーズがきらきら輝いて全身に光を纏ったよう。見れば見るほど豪奢な夢のドレス!
ほんのちょっと裾が浮くけれど、丈もかなりジャストレングスです♡
「バンケットでは着席しますよね。椅子にも腰かけてみて下さい!」
おそるおそる・・・。
シルクは徐々に馴染み動きやすくなってくるけれど、今の身体じゃドキドキしながら浅く腰掛けるのが精一杯。
深く座ったらはじけそう💦
「大丈夫です大丈夫です♪」
頑丈なつくりを知ってか、担当さんはまったく躊躇なし。あたしは、万が一にもドレス壊したらと思うと内心ヒヤヒヤ。。。
背中はイリュージョンレース仕様。天使の羽のように肩甲骨の上にレースが広がります。好きな縦並びボタンまでそつなくついてるし。
そしてお尻のすぐ下から始まるトレーンの向こうには、なんと脚が透けてるの! よほど目を凝らさないと分からないけどね。すご~く計算しつくされているんだな・・・。
強いて難点を言えば、総レース+ビーディングで生地が厚い分、若干太って見えることくらい。
え~どうしよ、まだマウリーン着ていないけど、これ素敵。。。
Netta Ben Shabu Maureen
そしてグランマニエに来るきっかけになった本命マウリーン。なんとこちらも二人がかりの熟練スタッフの手で、
見事入りました!! 背中はみ出てるけど。
え~~~! 素敵!!!
雑誌で見たドレスイメージそのまんまだよ!
・・・でもこれギプスみたいにほぼ身動きとれないんだけど。
綺麗に立ったり座ったりできるところまで痩せられるかな?
「これくらいだったら、しっかり絞って頂ければ入ると思います。入らなかったら、似たレース生地を足してお背中の幅出しもできますし」
トールサイズではないから前からつま先が覗くけれど、サイドの長さはあるのでおかしくない。あの写真のモデルさんも、靴を見せる着方していたしね。
ネッタベンシャブはイスラエルのデザイナー。中東・東欧辺りのエキゾチックなデザインは、最近注目を集めているそう。あたしはもともと、そういうの好きなんだよね~✨
タトゥーみたいなアンティークシルバーのビーディング、切り替え部分に垂れるフラワーレース、背中の一列ボタンに、柔らかく幻想的に波打つシルクオーガンジーのトレーン。背中のV字切り替えやところどころ立体に合わせて入れられたギャザーまで、機能性と装飾性を両立しています。いやもう、これ完璧じゃない。
「もう一着・・・着られますか・・・?」
3着目のGingerを残したところで目をうるうるさせた担当さんにおずおずと訊かれ、ハッとした。
確かに・・・これ以上必要ないよね。
だって出逢っちゃったもん、it dressに。。。
もし綺麗に着られるところまでサイズダウンできなかったとしても、ここにあるドレスなら(他の方とかぶらないかぎり)なんでも変更は可能ということで、Maureenより少し余裕のあったEraも控えていて安心感があります。
本日のマーメイド2種はどちらもレンタル40万前後。お直し料金、シンプルなヴェール、パニエ、グローブ、ネックレス、イヤリングなどはすべて含まれているそう。
別料金にはなるものの、ヘアアクセサリーやティアラもとても充実。ほどよくトレンド、個性的だけれどドレスの雰囲気にしっくりマッチする、そんなアクセサリーが山ほど揃えてありました!(あたしも早速目を付けたのがあった 笑)
そして他のショップと大きく違うなと思ったのは、✨フィニッシング・スクール✨に力を入れているところ。コロナ禍だったので本格的なスクールは休止中だったけれど、代わりに最終フィッティングの際に、当日ドレスを着ての所作や心得についてかなり詳しく指導して下さるそう。
また、タキシードも他のショップにあるような定番型以外に、お洒落カジュアル風のデニムやこんなチェックのものなど種類豊富でした。個性的にいきたい!と思っている新郎にはぴったりかも。
そのほか気になっていたドレス
こだわりを追求して選ばれたグランマニエのドレスは、”上品” という言葉がしっくりくる。日本人にも着やすいオリジナルパターン、レース・刺繍・ビーディングの細やかさにぬかりはなく、どれを試しても楽しめることうけあい。カラードレスもくすみカラーに多色の花柄など、子供っぽくなくフェアリーなものが揃っているので、原色だと似合わない人のカラードレス探しにもおすすめです!
グランマニエ銀座の印象
品のあるインポートドレスが揃うグランマニエ。日本人の体形に合わせて、各ブランドさんに型紙から調整をお願いしてオーダーしているこだわりは、試着したドレスの体への馴染み具合からもよく分かります。
ホワイトドレスもさることながら、ひそかにカラードレスもめちゃくちゃロマンティック&ファンタジック。女の子なら誰でも一度は夢見るようなドレスが、世界各国から一堂に会する店内は壮観です。ずっとここに棲みたい・・・。
スタッフは皆さん、言葉遣いや所作にも心配りが行き届いていて、まるで主役の花嫁を仕立てるためにくるくると立ち働く、お揃いの衣裳を身につけた侍女たちのよう(いい意味で!)。
当日いちばん美しく見えるようにと常に考えながら、ドレス選びをお手伝いしてくれます!
さて・・・
今日はまだ終わりじゃなかった。it dressにはついに出逢ってしまったけれど、ラストのTAGAYA BRIDALさんへ向かいます!!