「尊敬する人は誰ですか?」
って質問、よくあるでしょ。
でもないんだよねー、誰かを丸ごと尊敬したこと……結局、自分を極めていくほかないと思うし。
でも、こんな風になれたらいいなぁって思うのは実在の人物ではないけれど、『ベルばら』のオスカルと『風の谷の~』ナウシカ。
なんだかんだ言って、太陽おひつじ座のあたしが選んでるのは、どちらも牡羊座要素があるキャラなんだよね。軍神マルスよろしく、しなやかだが常に前を見て闘い続けている。
火の星座・活動宮
支配星:火星(軍神マルス)
体の支配部位:頭部
1番目の星座・おひつじ座が示すのは「I am(我あり)」。赤ちゃんに自我が芽生える段階。先取の精神で真っ先に行動を起こし、皆をリードする勇猛果敢さ。エネルギッシュに本能と直感で動き、正直者で若干おっちょこちょい。勢いはいいが、持続性はない。スピード好き、勝負好きなので、グレたり乗り物や喧嘩による怪我に注意。上下関係を守る仁侠的な義理固さがあるが、女心は理解できず、デリケートさに欠けフォローが雑。
座右の銘は”先手必勝”。 経営者・軍事・開拓・スピード・投機・外科手術などに関連。
オスカルと言えば、
眉目秀麗、中性的で凛とした端正な顔立ち。
勤勉な仕事ぶりや人望に裏付けられる、圧倒的なリーダーシップ。
クールに見えて実は情に篤く、男顔負けの潔い男っぷり。
いや、ほれぼれします♡
オスカルって、公式には1755/12/25生まれ(やぎ座)の設定なんだよね。第1巻の誕生シーンでは、特に出生時間には言及されていない(明るいから日中っぽいけど)。
で、出生時間不明の場合、もっともチャートの誤差が少ない正午生まれとして、仮のNatal Chartを出してみたところこんな感じ。
同じ日生まれでも、生まれ時間によってこのチャートが回転して、おおむね2時間に1星座分、アセンダント(ASC)の位置が変わるのね! それに伴って、各天体がどのハウスに入るかも変わってくる。つまりその人の生きるフィールドが変化するってこと。
そしてあたしが長いこと興味をもって検証しているのが、外見やキャラクターからのASC(誕生時間)推測。
自分のASCにも天体が2つ乗ってるってこともあるし、外見は手に入れやすい情報のひとつなんだよね。
果たしてオスカルは何時ごろ生まれて、
ASC星座(rising sign、上昇宮)は何なのか?
Natal Chartを読む:黄道12宮のサイン
Natal Chartを読む:ハウスの示す活動領域
Natal Chartを読む:10天体と感受点
Natal Chartを読む:アスペクト(座相)
候補星座をいくつか絞って検証!
今回まずrising sign候補にあげたのは、いて座♐・やぎ座♑・おとめ座♍の3つ。
早速それぞれ整合性を確認してみよっと!
いて座ASCの顔ではない
物事の本質を洞察する知的でリベラルな人柄や、体格(大柄、しなやかなでのびやかな四肢と筋肉)から考えたら、ASCいて座♐でキャラクターの1室に水星・冥王星の合かな~って最初思ったのね。
1室冥王星はカリスマだし。
いて座ASC、冒険好きだし。
夜中の街へ繰り出して悪さする時の楽しそうな様子と言ったら、ねぇ!
(いて座ASCのあたしにはその気持ちがよく分かる)
でも射手座ASCだったら、もう少し大作りな顔立ちで、柔軟性のある大らかな陽のキャラになりやすい。スマイルも大きい人が多い。
あの小づくりな唇や、クールで切れ味のいい端正さとはちょっとイメージ違うんだよね~、性格も短気だし。
Sagittarius risingの有名人
アンハサウェイ、ダイアナ元妃、キムカーダシアン
ウイリアム王子、ブラッドピット、ジュードロウ
目尻のやや垂れた横長の目、長めの眉、ツヤのある髪でエキゾチック。
面長でまっすぐしっかりした顎と歯並び、笑うと口が大きく横に開く。
大柄・高身長、しなやかな筋肉と長い四肢、いかり肩で臀部から大腿の肉付きがよい。
ジーンズにシャツのようなラフなスタイルや、BOHO-chicが似合う。
モデルに多い、大らかで自由な”グローバル美人”。
ちなみにキムとジュードは、ASCに多数の天体の恩恵を受けていて、
とっても外見に恵まれるnatal chartの持ち主!見て納得。
やぎ座ASCだとキャラに違和感
次、行ってみよう。
ASCやぎ座♑は顔立ち的にはアリ(クラシックでまとまりのよい美しさ)だけど、その結果1室周辺で起きる惑星の配置には、どうしても違和感がぬぐえないんだよね~。
オスカルは、自分イケイケなタイプ(ASCと太陽が合、)ではないのよ……意識高くリベラルで、リーダーシップと比類なき存在感から、望まなくとも目立ってしまうってだけで。
歌でも歌ってるじゃない、♪草むらに名も知れず咲いている花ならば ただ風にそよいでいればいいけれど~って。
ASC周辺に金星の配置は、✨美形になる✨という点で捨てがたいけど、人懐こかったり媚びたりするキャラではないから、まず違う!
Capricorn risingの有名人
ジゼルブンチェン、モニカベルッチ、カトリーヌドヌーヴ
クリスティアーノロナウド、コリンファレル、リチャードギア
面長でコンパクトな顎と目鼻立ち、高さ・位置・形が美しい頬骨、
前後方向にもパーフェクトな立体感を持つ、品のよい“骨格美人”。
立体感に加え頬に無駄な肉がないので、法令線はできにくい。
鼻は細く、目はやや小さめで奥行きがあり、
唇は小さく中央に上品な膨らみを持ち、眉尻はやや下がる。
スレンダーでバランスがよく、スーツ・和服などクラシカルな装いが得意。
おとめ座ASCなら革命には興味なし
骨細で清潔感漂うASCおとめ座♍ならなくはない……けど同時に、多くの星がプライベートエリアの下半球に集まるかたちに。
う~ん……
女性としての私生活を封印され、社会的に嫌でも活躍してしまうオスカルは、そんなプライベート充実型のホロスコープは持たないだろうしね~。
Virgo risingの有名人
エマワトソン、ユマサーマン、マリオンコティヤール
ブルースウィリス、スティーブジョブズ、キアヌリーブス
年齢や職業によらず、無垢で中性的な透明感を持つ“清廉美人”。
顎は細く頬も薄めで、頬骨が横に張ったひし形か三角形。
色白で唇は薄く、鼻も目元も控えめなつくり。手入れの行き届いた体。
骨格は華奢でIライン。ちょっと肩の上がった猫背が多い。
制服やスーツなど型のある服装が似合う。自由なおしゃれは苦手。
ASCおひつじ座……アリかも?
で、ふと気付けば、意外と最初につくった正午生まれが合ってるんじゃない?
そもそも生来のキャラクターがめちゃくちゃASCおひつじ座♈っぽい。直感的で活動的、生まれながらの競争心とリーダーシップ。短気で喧嘩っ早く、けれど正義感が強く、女だてらに多くの部下から慕われる男前なオスカルのイメージとぴったり重なる。
その上、
ASCに
海王星・水星がトライン
木星がオポジション
金星・火星・太陽がそれぞれスクエア
……だもんね!!
海王星→現実離れした美しさ、理想形
水星→機知に富み若々しい
木星→高身長、大柄、気品
太陽→堂々とした男性性
金星火星のスクエア→王道ではない(屈折した)魅力
外見特徴からストレートにはASCおひつじ座は思い浮かばないんだけど、これだけ多くの天体から影響受けるなら一層、男装の麗人らしい気が。顎がきゅっとしまった感じは、ASCおひつじ座っぽい部分かな。
Aries risingの有名人
ペネロペクルス、ベットミドラー、マリアンヌフェイスフル
ジェームズディーン、ヒースレジャー、チェゲバラ
鼻梁は細く先は小さく丸く、つんと前に三角形に出ているか鷲鼻。
顎先の細い卵型で、頬骨は細く小さくシャープで、
鼻下が短く、上まぶたの外側に皮膚がかぶる三角形の目。
歯列は横幅が狭く前後に長く、唇は薄く口角が鋭い。
少年らしいスポーティーな装いが似合う”ボーイッシュ美人”。
おひつじ座ASCの有名人は少ないんだけど、
そんな中ココに挙げた男性は皆、
ASCに多数の星が影響するスゴイChartの持ち主です😲✨
(その分純粋なAries的外観とは違うかも)
ASC以外の天体配置もそれっぽい
さらにこの正午生まれのChartでは、
🌠9室いて座♐で水星・冥王星の合
→ 哲学など高等学問における深い理解と探求心、直感の鋭さ
🌠10室やぎ座♑の太陽と金星
→ 仕事に忠実で社会的地位のある父、恵まれた仕事運や出世
🌠4室火星がMCにオポジション
→ 目標に向かう不屈のエネルギー、男として育てられた家庭環境
そして、義理堅く情に篤いが、愛想はよくないオスカル。
真の友人は少なく、交遊関係は不器用だったはず。
🌠11室やぎ座♑土星は分かるような気がする!
おとめ座♍の月もプライベートでの潔癖さがよく出ていて、やぎ座♑金星と相まって男性関係は非常に保守的。実際、これぞと思った男性には心身ともに貞淑だった。でも時に、乙女チックな想像をして恥じらったりする姿が、またおとめ座月っぽい。
恋愛においてはやぎ座♑金星なので、一目おく有能な男性には惹かれるけれど、結局幼なじみ(アンドレ)と結ばれるとこなんかも、これまた妻としての月がおとめ座♍らしい部分よね。。。
うーんもう、
1755/12/25の正午生まれ確定でいいんじゃ?
っていうより池田先生、
このホロスコープ観てからキャラ設定しませんでした?
なんてあたしは思うのでした😝✨