North, South, East and West ーあたまの中を旅しよう。

  1. SEASIDE

3度目のスペイン⑤モデルニスモとゴシック地区

色の饗宴グエル公園

あっ、近くのバス停にもうすぐ
グエル公園方面のバス来るよ!

スゴイ!!!
なんか使いこなしてる!?


この旅でどんどん地図を使えるようになってるDarlingが、ササッと調べてくれたバスに乗り、街の北側にある景色のよい高台へ。ここにあるのが ”陸の孤島”(あたしがそう呼んでる😆)グエル公園 Parc Güell

見どころの集まる有料エリアは予約必須


有力なパトロンだったエウゼビ・グエルの田園都市論に強く共感したアントニ・ガウディが設計し、富裕層向けに1900年建設が始まるも、複雑な分譲条件や交通の便の悪さなどで買い手がつかず1914年に中止。住宅60戸のうち実現したのはガウディとグエルが住んだ2戸のみだった。

パトロンがいたからこうして現代に比類なき遺産を残せてはいるけれど、生きている当時はなかなか万人受けはしなかった人だよね、ガウディって。

グエル公園は現在バルセロナ市が所有しており、他のガウディ建築群とともに世界遺産に登録されている。

割れタイルの装飾「トレンカディス」


最も高いところにあるテラスはラ・ナトゥーラ広場。波打つタイルのベンチが周囲を囲み、ひとつひとつ違う色とデザインで彩られている。

この割れたタイルやリサイクルガラスや食器などを、バランスよく配置し6年かけてテラスを完成させたのは、天与の色彩感覚に恵まれていたガウディの信頼する助手、ジョゼップ・マリア・ジョジュール

おとぎの国みたい!左に見えるのはお菓子の家(守衛の家)


このトレンカディスのテラスに降り注いだ雨は、なんと下の階を支えるドーリア様式の列柱の中を通って貯水槽にたまる仕組み!

86本の柱が並ぶ大空間


ひんやりした列柱のフロアは本来市場になる予定だった場所で、そのため天井には農産物に恵みを与えてくれる太陽をモチーフにした円盤が取り付けられている。

さらに下に向かい、中央階段の真ん中に泉の守護神大トカゲくん。バルセロナらしいガウディのモチーフとして、ぬり絵ブックとかボールペンのお尻とか、あちこちで大人気だね♡

色も形もあまりに完璧!!大トカゲくん
一枚一枚割れタイルで凹凸局面を作っている


管理舎から眺めた全体像。一番上がトレンカディスのテラス、下がまるで神殿の列柱フロア、そしてなだらかに広がる中央階段! もともとあったすり鉢状の土地を埋めるように、このようなデザインになったのだそう。


ふわ~半袖でも暑い中、たっぷり見てたっぷり歩いた!
帰りは坂を下り、Lesseps駅からメトロに乗ってホテル近くまで。

建物の美しいゴシック地区

部屋に入ったらばったり、しばしお昼寝(笑)
でも15分ほど寝るだけで、かなりHP回復するぅ~✨

ユルバーンでは夕方にハッピー・アワー。お水だけでなくワインやちょっとしたおつまみもなんとフリー! お出かけ仕様に着替えバーエリアで一杯やりながら、どこに行こうか?と頭を寄せ合って相談😉


ゴシック地区の端っこにホテルがあるから、ちょっと歩けばすぐこんな景色に。


建物が美し過ぎる。フランスに近い地理的条件も、建築やアートの発展に寄与したんだろうな。

通りがかりのホテル


バルセロナのホテルって、ほんとモダンで構築的なデザインと色づかいが素敵、しかも機能面も◎なのよ。
あちこち目移りしちゃう✨

エキゾチックなTatooのお店
「4匹の猫」がある建物


こんな風に古い建物の良さが今も活かされてる、クラシックとモダンの融合する美しい街。
ここはスペインはマラガ出身のピカソが通ったカフェ、「4匹の猫」の入口付近!

新名所? キスの壁画


大聖堂に向かう途中、偶然人だかりの新名所に遭遇。
ひとつひとつのマス目に4000枚の違う写真が使われている、キスの壁画。

なんでも、カタルーニャ市民に ”自由を感じる瞬間” の写真を募集して作ったそうだ。
それはいいけど、何故にこのエロスだだ漏れの唇・・・あたしには良さがわからん💦 もうちょっといいモチーフは思いつかなかったのか??

ピカソの壁画


キスの壁画から離れるとまもなく現れる、カタルーニャ建築教会の建物3面に描かれたピカソの壁画。これはちょっとホッとするな😊

さらに歩くと、広場を前にしたサンタ・エウラリア大聖堂(ラ・セウ)の惚れ惚れするネオゴシックのファサードが。

サンタ・エウラリア大聖堂

サンタ・エウラリア大聖堂 La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulàlia
この場所にはもともと原始キリスト教会があり、西ゴート族が使用したり、イスラム朝に破壊されたりしていた。キリスト教徒がこの地を取り戻しロマネスク様式で再建されたあと、13世紀末に現在のゴシック様式の大聖堂の建設が始まった。約150年後の完成当初はシンプルな教会だったが、1888年のバルセロナ万博に合わせてファサード(ネオゴシック様式)が増築され壮麗な姿に。

聖エウラリアは3世紀末バルセロナに生まれた敬虔なキリスト教信者で、当時のローマ帝国ディオクレティアヌス帝に大弾圧を受け、13歳という若さで拷問ののちに処刑されたとされる。その棺は、現在この大聖堂の地下に埋葬されており、バルセロナ市民はこの聖堂を短く「ラ・セウ La Seu」と呼んでいる。


ネオゴシックは「ゴシック・リヴァイヴァル」とも呼ばれていて、宗教的なルールに則っていた中世のゴシック様式に比べ、より自由度高くゴシック様式の装飾ディティールを復興させたもの。

この細部もまた凄い…ファンタジックですらある


夕陽を浴びる大聖堂の裏通りに入ると、脇道でサックスの音色が。


雰囲気抜群、いいねぇ。
イケメン効果もあってか、裏通りには多くの女性観光客が足を止め、彼の横顔に見惚れてた。

椰子の木とバルに囲まれたレイアル広場


だいぶいい時間になって、お腹も空いてきたね~。
ひとしきりそぞろ歩いたから、そろそろ激旨バルでバルセロナ第一夜を!!

第一夜は行列バルColom

早めなら空いている、との噂を聞いて目指したのはColom Restaurant。コロンブスをイメージした店内が観光客に人気みたい。

Colom Restaurant


おっ、並んでいる人いないじゃん!?って思ったら、道の向かい側に大行列。前に並んでた食べ歩きが好きそうな英語圏カップルに聞くと、ココは毎晩こんな感じなんだって。

今日は朝・昼絞ってた分、美味しいトコロで食べたかったんで、2人してガマンして並ぶこと40分。
ようやく入れたーーー!!
そして注文したら、あっという間にどんどん出てきた😲✨

アヒージョ、蛸の前菜、クレマカタラナなどなど定番料理揃い


うんうん♡
当たり前のものが当たり前に速くて旨い!みたいなお店😊 それと、このエイジングしたような色合いの店内がやっぱ雰囲気あるよね。30-40分待ちなのは、観光客に人気が出ちゃったからなのかな・・・。

黒い服で統一したフロアスタッフすべてが男性。褐色の肌の人やアジアン系もいて、見ていて気持ちの良いキビキビした動きがカッコよかったな~✨


食べ終えてホテル方面に。
ユルバーンの朝食は付けなかったんだ。バルいろいろ行きたかったし、ちょっとほかにも気になるものがあって・・・えっとね・・・

これこれ、Las Muns Urquinaona

カラフルでいろんな味の揃った、大きなギョーザみたいなスナックペストリー。美味しそうでしょ!?

このMunsをひとつずつ買って、この時間まだ開いていたスーパーで買った1Lのピーチジュースと一緒に、小腹減ったところで楽しむことに♡

定宿にしたい
ユルバーン・トラファルガー

たっだいま~~
ユルバーンに戻ると、暖かい色味と間接照明に癒されるぅ。

素敵なのはフロント周りだけじゃない。マット感とグロス素材を使い分けたモダンで心地いい部屋に、絶妙にシャワー中のシルエットが映るバスルーム、使い勝手のいいオーバーヘッドシャワー。スタイリッシュで機能面も申し分なし。

デコラティブで可愛いのも好き(♀魚座=IC)だし、異国情緒も捨てがたい(ASC射手座=♆♃)けど、リビングなんかではこういう実用にも配慮したニュートラルモダンが好み。どんなゲストが来ても、素っ裸でもドレスアップしても、違和感なく存在できる。(社会的な実用性重視はMCが乙女座だからか?)


こんな感じのお家に住みたい!!
プール&バーのある屋上階からは、360度バルセロナの街も見渡せるの✨


遠くに見える巨大な建造物は、夜に浮かぶサグラダ・ファミリア。

今日観たカサ・ミラグエル公園のほか、サグラダ・ファミリアカサ・ビセンス、カサ・バトリョグエル邸コロニア・グエル教会の合わせて7つが「アントニ・ガウディの建築群」として世界遺産に登録されている。


成長し続けているサグラダ。明日は、8年ぶりにどんな姿を見せてくれるのかな。。。



この8年前、初バルセロナはこちら

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